2月28日に再放送されたNHK「美の壺」。なんと2015年10月に放送されたものの再放送でした(きっと、リクエストが多かったのでしょう)。
録画してあったので、それを昨日見ました。
番組冒頭で草刈正雄さんが訪れるお店。あのカウンター、そしてあの名器(コーヒーカップ)の数々が並んだ棚。
神保町の古瀬戸珈琲店ですね(ヒント:池波正太郎が通っていたという話もされていました)。
あとは、草刈さんが登場することなく、番組独自の「取材」で構成されています。
取材先1:銀座「カフェ・ド・ランブル」の関口一郎さん(取材時、御年100歳超)。
こちらで独自開発された「あの」ポット(↓)は、当店の厨房でも使っています(赤い琺瑯製のポットが見えるはずです。ただ、抽出に際してはこれは使ってません(_ _))。当店のポットについては、後述。
取材先2:鎌倉「 カフェ・ヴィヴモン・ディモンシュ」の堀内隆志さん。
こちらでは、ポットの注ぎ口を自分で加工された話。それが高じて、製造元(新潟県燕市の金属加工会社)に細い注ぎ口のステンレス製ポットを作ってもらうようになったという話も。でも、堀内さんはそっちのポットを使うのではなく、自分で加工されたポットを店舗では使用中(^_^)。
取材先3:エチオピア料理を提供するお店でのコーヒー・セレモニー。
取材先4:神戸「UCCコーヒー博物館」。
エチオピアからアラビア半島へ伝播、そしてトルコ、ヨーロッパへとコーヒーが広まっていくなかで、抽出器具の発明・改良が行われ、それらが今も現役で使えることを見せてくれました。
取材先5:西荻窪「MOSSCORECOFFEE」の大槻憲弘さん。
私は、まったく知らない人でした。どーやら、もともとはゲーム等に特化したIT系企業の方らしい(こちら、(株)オールドタウンスタジオ の経営者)。
「酸っぱい」コーヒーを野村佑香さんに勧めていました。取材時の4年前と言えば、「サードウェーブ」系に勢いがあった時代です。はたして、今もやっているのでしょうか? こちらのグーグルマップでは、「閉鎖」の文字があるんですケド・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。
取材先6:足利「カフェ アラジン」阿部哲夫さん、次郎さん。
取材時、40周年を迎えていた「屋台コーヒー」の老舗。私も一度、伺ったことがあります。場所は確か、足利女子高校の裏手の歩道でした。番組でも「許可を得て営業しています」ってテロップが入ってました(^_^)。先代から受け継いだ銅製ポットの年季の入り方が、40周年という時間の記憶を物語っているよう。
次郎さんは、こんな発言も(↓)。
で、
「美の壺・こだわりのコーヒーポット」では、次の3つが「ツボ」であると結論。
3つめの画像には、足利の「カフェ アラジン」さんの屋台を背景に、今も現役の銅製ポットが写っています。
そうか、「ポットは“人”なり」なのか。
ということで、当店で開店時の8年前からず~~~っと使い続け、今も現役のポットを紹介(実は、もう既に【one of them】で紹介済みなんですけどね(↓)。
ポイントは4つ(↓赤○箇所+赤矢印)。
ニッケルシルバー製、特に手入れをしてこなかった所為もありますが、経年変化によって、いい感じに年季が入ってきました。
これからも長い付き合いになりそうです。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
今日のストームグラス(↓)。
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