今週、信毎webに次の見出しで記事が載りました(こちら)。

県の近未来 AI予測 県・京大・日立など 全国初の実証研究

テーマは二つ。「持続可能な社会の実現」では、人口や県内総生産、健康寿命といった283の指標が19〜40年にどう変化するかを調べた。(中略)もう一つのテーマは「リニア中央新幹線の開業効果」で、百数十の指標に基づき分析。

早速、該当する県のページを見てみました(こちら、プレスリリース)。

「へぇ! 著名な広井良典先生が発表したんですか! 長野県、リキ入ってますね!」

発表の中身はというと、こちらにあります。

当地における、気になる「未来予想」図はどーなっているのだろう? 

二つ目のテーマ、「リニア中央新幹線の開業効果を高めるために何ができるか (地域・個別政策型)」は・上伊那・飯伊地域を対象・リニアの開業効果検討---されたみたいです。

で、pdfデータを見ていくと、23ページ目にテーマ②の「まとめ」が載っています、次のような文言で。

定住型で「地域力」や「暮らし」「地域経済」などが良好な、いわば地域コミュニティ重視の社会像が浮かび上がり、リニアを通じた外部との交流の活発化と並行して、地域の基盤を高めるような政策を進めていくことが重要であると考えられます。

コレを見たときは、あたしゃ、目が「・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)」。

AIサマによる、それも産学官連携のデータを提供、分析した結果が、これ、ですか?

まさか、AIサマが忖度して、無難な「まとめ」になるような結果を出したわけでもないでしょうに・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。

これくらいのことだったら、現場では、実感として「そーゆーこと、必要だよね!」と分かっているはず。

先のことは予測できない不確実な世界です。どんなにコンピュータが発達したとしても、それを使うニンゲンの計算(思惑)通りにはならないモンでしょう。

将来のそれは、いわばカオスの世界(複雑系)。

初期値の差異によって「バタフライ効果」となっしまわぬよう、細心の注意を払って計算されたのでしょうし、「将来」のタイムスケールの設定も、今あるデータで計算できそうな範囲内にとどめているはず。

ただ私は、AIサマにもとめる「結果」への期待が、それがあまりにもフツー過ぎると、肩すかしを食らった感じです。

それは、きっと、「AIひろし」サマが導き出したような「知見」を期待していたからだと思います。

たまたま先週NHKで放送された、「AIに聞いてみた、どうすんのよ!?ニッポン

で、

番組のテーマが「超未婚社会」。

AIひろしサマが導き出した「家電量販店と配偶者(恋人)の有無」のような、一見全く関係のないと思われるものたちの「つながり」を、今回の長野県が実施した「AIを活用した、長野県の持続可能な未来に向けた政策研究」でも求めてしまうのです。

えっ、

AIひろしサマのほうが、テレビ番組で取り扱われることを承知しているので、分析結果を忖度したんですか!?

そーいえば、以前のブログでもAIひろしサマが導き出した「健康長寿」について、触れていました(こちら)。このときのAIひろしサマの「知見」は、「読書」にあり、という結論。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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