店内へと続く回廊(と店主は呼んでいる)の壁に、先日までは

“MADE IN OCCUPIED JAPAN”

時代の柱時計を設置していました。

ゼンマイ式なので、1日の誤差も大きく、開店前に時間確認(と、ゼンマイ巻き)をするのが日課でした。

ゼンマイのところには【TAKANO】と書いてあって、それがメーカー名なのでしょう(「あの時代」に輸出され、外貨獲得のために一役買った、そんな柱時計だったのかも知れません。なんせ、「お色」が日本の和室にあいそうなモノではありませんでしたから(^_^))。

で、

先日、直径50cmの掛け時計に換えてみました(↓)。

イメージ 1









































イメージ 2






























意外だったのが、この(時間・分・秒)針3つを単三電池ひとつで駆動していること。

時間あわせのために、分針を観察していると、オモシロイことがわかってきました。

文字盤に記されている1分間の距離(印刷されている間隔)は約1.2cmで、分針は秒針が一周すると1分(≒1.2cm)進むんですが、それがどーやら「重力?」の影響を受けているみたいなんです。

つまり、

1~30分までの分針は加重されて、少し進み気味になるのに対し、31~59分までは重力に逆らって、分針を持ち上げていかなければならないので、少し遅れ気味なのです。

針の太さは大凡1mm。設計者(デザイナー?)はきっと、針を駆動するために必要な電池への負担を軽減するべく下した判断だったのではないか?---などと憶測を巡らすのでした(_ _)。

それ故、可視性、悪いです(だから店内には設置せず)。