liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:ディズニーリゾート

偶然、昨日目にした「日経MJ」。“MJ”は“Marketing Journal”の頭文字に因っています。

日本経済新聞社が発行している、消費と流通、マーケティング情報に特化した専門紙ですから、TDR35thに関しても、その切り口がオモシロイ(↓)。

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4月15日、TDR35thの翌日の紙面の第一面が、あえて、「私が行かない10の理由」。

年間の来場者数はここ数年3000万人超なので、計算上では日本人の1/4が毎年行っていることになる(海外からの人も、たくさんいるのでしょうケド)。

記事によれば、年間パスポートを持っている人が10万人はいて、週1回以上のペースで通っているらしい。

また、来場者の9割がリピーターなんだとか。

そーゆー数字をあげた上で、この(↑)見出し(^_^)。

赤○箇所にイラストで示された「理由」をアップで見てみましょう(↓)。

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T:溶け込めない派

D:だるい派

R:リアル派

これらを称して、ディズニー(TDR)に行かない女性3類型---だそうな。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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業界の人にとっては周知の事実であっても、一般Peopleにとっては「へぇ~」なことって、けっこうあります(第二弾)。

まず、次の文をご覧ください。

-----------------引用開始

ディズニーランドの日本誘致を賭けて三菱地所と三井不動産が、デイズニープロダクションズの幹部に対して行った史上最大の競合プレゼンテーションで、三井側を勝利に導いた人物が堀貞一郎(1929~)である。

1974年12月、帝国ホテルを舞台に行われたこのプレゼンで、堀がディズニー幹部に対して見せた気くばりは、今も語り草になっている。

堀は、プレゼンの成功のカギは移動にあると睨んでいた。

ライバルの三菱地所が提案している富士の裾野の土地は、少なく見積もっても東京から100キロは離れている。

帝国ホテルから富士の麓までバスで連れて行かれたディズニー幹部は、移動距離の長さにウンザリさせられたはずだ。

三井が提案する浦安までの体感移動時間を短く感じさせられたら、ことは有利に運ぶに違いない。

そのために、堀は、ディズニー幹部の昼食をバスの中で出すことを思いついた。

都心の道路が空く正午~13時の昼食時を移動に充てない手はないし、車中で食事をしていれば、時間も短く感じられるだろう、という読みである。

堀は、当時、東京でも珍しかったサロン・バスを用意し、車内には艶やかな振り袖姿のコンパニオンを2人乗せた。

「お飲み物は何にいたしましょう。遠慮なくご注文ください。何でもございますから」と、振り袖姿の美女が、バスに乗ったディズニー幹部6人の食前酒の注文を取って回った。

何でもございます、と言われても、見わたせば、車内には小さな冷蔵庫が一つあるだけだ。

ディズニー・プロダクションズの法務担当の副社長のロン・ケイヨが訝しげに訊ねた。

「本当に何でも?」

「はい、何なりと」

「では、ブラディメアリーを。ウオッカはストリチナヤで」

振り袖の美女は、小さな冷蔵庫からトマトジュースと、ストリチナヤのウォッカをにこやかに取り出し、器用にブラディメアリーを作ってみせた。

ペリェ、ペプシコーラ、スミノフのウォッカ・トニック--ディズニー経営陣が次々に注文する飲み物が、すべて小さな冷蔵庫の中から取り出されていった。

この魔法に一同は仰天した。

「あれはアイスボックスじやなくて、マジックボックスだ」とロン・ケイヨが呟いた。

もちろんこのマジックにはタネがあった。

三井はロサンゼルスのジャック・ホワイトハウスというPRマンに、ディズニーの幹部が昼食やパーティーの席で日頃どんな食前酒を飲んでいるかについて、事前に詳細なリポートを送らせていた。

堀はそのリポートを分析し、各人の注文が最大3パターンしかなく、しかもその多くはダブっていることを掴んでおり、そのおかげで小さな冷蔵庫にすべてを詰め込むことができたのだ。

こうした堀の細かな気くばりにデイズニー幹部が感心し、この会杜ならディズニーランドを任せても安心だろうと判断したおかげで、三井が提案する浦安にディズニーランドが誕生したのである。

『戦略おべっか』ホイチョイ・プロダクションズ著(2012) 講談社

-----------------引用終了

引用した本『戦略おべっか』の帯の表には、

「ビジネス最終兵器」とあり、裏には

・名刺は1ミクロンでもいいから、相手より下から出す。

・安物の同じボールペンを必ず2本持ち歩く。

・3日後に100%の答を出すより、翌日60%の答を出す。

・書類に上司と並んでハンコを押すときは、上司より下に斜めに傾けてつく。

・相手の行きつけの店を予約し、こっちが払う。

・得意先にタクシーで行くときは100m手前で降りて歩く。

・葬儀は必ず最後まで参列する。

・土下座は相手の怒りのピークではしない。一晩おいて、翌日みんなでする。

と書かれています。

「あの」ホイチョイが書いた本ですから、オモシロオカシクという視点は変わりません。

それが広告業界(特に電通)でDNA的に受け継がれる「気くばり」であったりすると、学ぶことが結構多いのも確か(上記の箇条書き項目なんか、今すぐ実行できそうなものばかり)。

中表紙には

“This is Japanese business manner.”

と書かれています。

表面的なことばかりだとはいえ、ここまでやっても成功しないビジネスマンがいたとしたら、そりゃあビジネスには向いていない---ということでしょう(たぶん、ね)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。西の方から天気が崩れてきているみたいです。

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今日のストームグラス(↓)。

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