liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:ドラマ番組

今週はジャカルタ・アジア大会でお休みだったTBS系火曜ドラマ「義母と娘のブルース」。

元はマンガ、それも4コママンガです。

今回のテレビドラマ化では視聴率も上々、内容の評価も高い。出版元のぶんか社は新装版として大増刷中。

上下巻で完結してますから、一気読みしましょう。

で、

主人公の岩木(宮本)亜希子さんの保有している資格をみて、(*゚д゚*)(↓いやいや、そもそもマンガの設定ですからね)。

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TOEIC 970---もうnativeですよ。

キャリアウーマン(それも超バリキャリ)の彼女にとって、ビジネスに欠かせないMOSや、ワープロ・簿記検定1級だし、それに加えて、なんと社労士の有資格者。

子育てが一段落して再就職するにあたり、このキャリア(金属メーカー元部長)をもって、街のパン屋さんのパート募集に応募というギャップ。

いやぁ、テレビドラマでの今後の展開が楽しみですね。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓ご自由にお持ち帰り下さい)。

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昨年のNHK朝の連続ドラマ、「ひよっこ」の主人公・谷田部みね子(有村架純)が今、生きていたら72歳になります。

そもそもフィクションの世界で描かれていたことですから、それを「今」と続けてみることは、そんなに意味のあることとは思えないものの、みね子と同時代を生きていた世代の人々から見ると、

「そー、そー、そーだったのよ!」

と思うコトしきり、でしょう。

現在、放映中のNHK朝の連続ドラマ、「半分、青い。」の主人公・楡野鈴愛(永野芽郁)は今、生きていたら47歳です。

これもフィクションの世界ですから・・・・・、とはいうものの、このドラマを見ている人たちにとっては、その相当数が「同時代人」です。

楡野鈴愛は1971年の生まれ、という設定なので見ている人々が、自分の記憶を頼りに時代考証をしている場面もありそう(かく言う私は、そもそもこのドラマを見ていないので、なんとも言えない(_ _))。

で、

今回のTBS系日曜劇場「この世界の片隅に」です。

マンガの原作(↓)をもとにして、一昨年、映画化された名作のテレビドラマ化。

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既に2回まで放送されました。

このドラマについて、堀井憲一郎さんのコラムを読んで、「はっ!」としたことがあったのです。

それは、堀井さんのご母堂は今年、93歳で今も京都で元気に暮らしている---実は「この世界の片隅に」の主人公・すずが、今生きていたら93歳なんだそう。

そんな母親の口から聞く、戦時中の話。

「小さな物語」

ではあるのですが、それが平成も終わろうとしている「今」と地続きなんだと再確認。

遙か遠く、昔の話---お年寄りの戦時中の話をそんなふうに捉えがちな世代は、フィクションのドラマではあるものの、「すずさんの世代」が天に召される前にしなければならないことが数多くあるはずです。

こうの史代さんの言葉を借りれば、

「間違っていたなら教えて下さい 今のうちに」

なのです。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓三日坊主めくりカレンダー)。 cf 頭が悪そうで、イタい。 cf (正)頭が割れそうに痛い。

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岐阜新聞webを見ていたら、現在放送されているNHKの朝の連ドラ「半分、青い。」関連記事が(↓)、

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「半分、青い。」ラッピング列車、「半分、青い。」バスをはじめ、

「半分、青い。」焼き菓子、「半分、青い。」ソフトクリーム、「半分、青い。」ピンバッジ・・・・・・等々を紹介しています。

架空の東美濃市が舞台とはいえ、ロケ地である恵那市岩村町では今月のGW中、「岩村史上、これまでに見たこともないくらいの観光客」が押し寄せたんだそうな(こちら)。

恐るべし、朝ドラ効果。

NHKの大河ドラマはその主人公ゆかりの地方が「誘致合戦」をしてますけど、今や朝ドラもその舞台となった地方が肖って(あやかって)、ビジネスに結びつけている---そんな経済効果が期待できますね。

朝ドラはNHKが1作ごとに東京と大阪で交代で制作していて、最近の東京制作作品はモデルとなった人物がいない、文字通りのオリジナル作品(今回の「半分、青い。」もそう)。一方、NHK大阪制作のドラマにはそのモデルとなった人物がいて、その半生に沿ったストーリー展開となっています。

ということは、NHK大阪制作ではロケ地等で制約があるのに対し、東京制作の朝ドラでは自由度が高い。

大河ドラマに比べてその誘致合戦があまり話題に上ることはありませんが、若しかしたら、朝ドラもその経済効果を当て込んで、けっこう水面下でつばぜり合いがあるのかも?


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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TBSでは昨年末、大晦日とその前日に一挙全11話を連続放送していた「逃げるは恥だが役に立つ(逃げ恥)」。

どーゆーわけか、長野県の系列局SBCではそのときに放送せず、昨日と今日、連続放送中です。

当店では放送時間帯が営業中のため、リモコンのスイッチで【字幕・日本語・ON】にしてみました。

こんな感じ(↓)で画面に出るのですね(初めてみました、こーゆーの)。

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暫く見ていると、字幕についての「文法」があるのがわかります。

上の画像では、2人それぞれの台詞とわかるように、①字幕に色を付けています。

また、②独白の台詞については【<  >】で表していたり、

③画面に登場していない人の台詞の場合や、これから台詞とともに画面に登場してくる場合は、【(人名)台詞・・・】と表現されていたり、

④画面構成上、下欄に字幕を出すと邪魔になる場合は、真ん中、左、右、上と字幕の出る場所の自由度が高いとか、

⑤字幕機能なしでも字幕(テロップ)として画面出でている場合は、それを利用しているとか、

⑥音楽(曲)の場合は、【♪】で表現するとか・・・・・・。

洋画の字幕とはまた別の工夫をしているのがわかります。

以前のBLOGでも書いたことですが、「逃げ恥」の原作本はスタッキングシェルフのこちら(↓)。

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ついでに隣に置いてある、『「逃げ恥」にみる結婚の経済学』 白河桃子・是枝俊悟著(2017)毎日新聞社刊---も一読どうぞ(^_^)。

さらに、ついでで言えば、『女女格差』 橘木俊詔著(2008) 東洋経済新報社刊---も、一読どうぞ(これは青棚にあります(^_^))。

今日は12:58から第8話~最終話まで。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。飯田の今日の予想最高気温、30℃なんですけど・・・・・・。昨日からエアコンのスイッチ、「冷房」にしました。

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今日のストームグラス(↓)。

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先週の金曜ドラマ「アンナチュラル」(TBS系)第7話<殺人遊戯> より。

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法医解剖医である三澄ミコト(石原さとみ)に対し、

自分が殺したというYの遺体を「殺人実況生中継」としてライブ配信していた殺人者Sは、ミコトに対し、「Yくんの死因はなんでしょう?」と挑戦状を叩きつける。

それへの彼女の答、

----------引用開始(強調BLOG主)

ここまでが 法医学的見解

ここからは 法医学者ではなく

私個人の見解として話をします

これまで

多くのご遺体を見てきた

ご老人から

小さな子供まで

いつも思う

なぜ この人は

死ななきゃならなかったのか

Y君の背中にはたくさんのアザがあった

日常的に暴力を受けていた痕

執拗に繰り返され

治るより前に

次のアザがつけられた

そんな暴力が見過ごされた

追い詰められた彼は

最悪の選択をしてしまった

法医学的には自殺

でも 私は

殺されたんだと思う

法律では裁けない

いじめという名の殺人

あなたは それを

大勢の人に伝えたかった

---(そして自死しようとしている“S”に対して、ミコトは次のように続けます)

まだ終わってない!

質問に答えて

あなたが死んで 何になるの?

何に?

あなたを苦しめた人の名前を

遺書に残して それが何?

彼らは きっと

転校して

名前を変えて

新しい人生を生きていくの

あなたの人生を奪ったことなんてすっかり忘れて生きていくの

あなたが命を差し出しても

あなたの痛みは

決して 彼らに届かない

それでも死ぬの?

あなたの人生は

あなたのものだよ

出典元(ドラマログ)

----------引用終了

脚本の野木亜紀子さんは、教育現場のリアルを取材されているだろうと推察いたします。

平成も終わろうとしている現在、いじめに対して「死」をもってしても、それでもディスコミュニケーションのまま言葉や思い・願いが届かないという現実。

「アンナチュラル」を第1回から見ていますが、野木ざんの脚本には「今」の社会に潜むダークサイド(とその結果としての「死(殺人)」)が提示され、それが「不自然死(アンナチュラル デス)」であることから、法医解剖医の立場で逆照射すると見えてくる悲しい現実を、我々に見せてくれます。

今晩、TBS系で22時より第8回 「遙かなる我が家」 放映予定。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓)。昨日、14:35~停電になりました。

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店内にお客様はおらず、ご迷惑をおかけすることはありませんでしたが、約30分の停電中にお一人、お見えになりました。↑こーゆーことをお話しし、お帰りいただきました(_ _)。

で、

中部電力に電話してみた。すると0120から始まる照会先では、どのエリアがいつから停電になっているのか把握していて、「復旧までもう暫くお待ちください」とのこと。

復旧後、検索してみると(↓)、


3月1日14時35分 → 3月1日16時20分
飯田市 上郷 黒田、座光寺、下伊那郡高森町 牛牧の一部 1200戸 近隣火災の影響

と載ってる。ウチでは約30分で復旧したものの、2時間近くかかったエリアもあったのか。

電気に依存しないで作動していたのは、アラジンの石油ストーブとガスコンロ、それと水道だけ。

他国に比べて停電率が圧倒的に低いニッポンでは、安定的な電力供給が当たり前のように思いがちで、骨の髄から依存しまくり---ホント実感しましたゼ。

「逃げ恥」の脚本家、野木亜紀子さんが、今回は監察医を主人公(石原さとみ)にしたドラマを担当(原作なしのオリジナル作品)。

それが先週から始まった「アンナチュラル」で、昨晩が2回目の放送でした(1話完結なので、終盤のほうは急展開)。

前半での会話の中に、今日のタイトルの台詞があって、思わず失笑(「科捜研の女」を意識して(^_^))。

こーゆーふーなネタをぶち込んでくること、これからも多いのか?

TBS系列ではその前番組「中居正広のキンスマSP」で、「法医学・上野正彦の事件簿」を放送したみたいです(見てませんが)。

で、

思い出しました。青棚の奥段に上野先生の著書を並べておいたことを。

前段にもってきました(↓)。

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このシリーズ最初の『死体は語る』で、「死者だからこそ、なぜ死んだのか、その人権を守らなければならない」という監察医(上野先生)の矜恃に、感銘を受けたことを思い出します。

それに似たような台詞、昨晩も主人公ミサト(石原さとみ)が発していましたネ。

来週も見るかどうかはわからないけれど、気になる「職場(Unnatural Death Investigation)」が舞台です。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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以前、誠光社へ伺ったときのこと、ここは「本のセレクトショップ」的品揃えをしている本屋さんなので、棚を見ているだけでもハッピーになれる、そんなお店です。

ふと、目にとまったのが、「早春スケッチブック」。

といっても、山田太一作品がシリーズ化されて刊行、その一冊でした。

里山社が復刻したみたいです。

あのころを思い出し、ウチから何冊か「シナリオ本」を持ってきました。

当時、大和書房や理論社が何冊も作家ごとに出版していたようですね。

「早春スケッチブック」(↓)。

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「お前らは、骨の髄まで、ありきたりだ!」---沢田竜彦(山崎努)の一言は、当時の私にはキョーレツでした。

その他(↓)。

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倉本聰、山田太一、故・早坂暁、故・市川森一---よみがえる1980年代。

懐かしゅうございます。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。夕方までず~~っと雨の予報。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓)。昨日16時頃の諏訪湖。一昨日まで、いい感じで凍ってきていたのに、溶け始めてるところもあって、そして今日のこの暖かさ( ・_・;)。御神渡りは、もう少し先か・・・・・。

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先日放送されたNHK朝の連ドラ「ひよっこ」総集編(前編・後編)(↓)。

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録画しておいたので、見てみました(15分*156回を3時間に編集)。

あらすじやネタバレについては、こちら(↓)で既読済み。

ディスプレイの中の文字を読んでいて、目頭が熱くなったり、「ジ~~ン」とした場面があって、それらがドラマ映像になるとどーなるかと思ったら、


































不覚にも「泣いた(>ュ<。)。」

総集編なのでドラマの骨格以外のエピソードは割愛されつつも、この場面でこの台詞はぜったい外せない---そーゆーところが上手に編集されていました。


母・美代子が警察で父・実の捜索をお願いするシーン

「イバラギじゃなくて、イバラ、キ、です……ヤタベミノルと言います。私は…、私は、出稼ぎ労働者を一人捜してくれと頼んでるんではありません。ちゃんと、名前があります。茨城の、奥茨城村で生まれて育ったヤタベミノルという人間を捜してくださいと頼んでいます。ちゃんと、ちゃんと、名前がありますっ。」


母・美代子とみね子が世津子宅で、

「みね子はいなぐなった父親の代わりに、家族に仕送りにするために東京にきました。……この子が、どんな気持ちで、はだらいでたが、わかりますか。その仕送りを、どんな気持ちで受け取っていたが、わがりますがっ。」


ムネオおじさんが、自分がインパール作戦の生き残りであると告げて、戦場でイギリス兵と1対1で相対した時の話、

「おれはそのままぼーっとしてて、いつまでもぼーっとしててよ、なーんで笑ったんだよってわがんなくてよ、わがんなくてさー……でも、おれはあいつのおかげで死なずにすんだの」
「おれな。くやしかったんだよー。おれは笑うこと、できなかったからなーーー。だからよ、何かあっても、拾った命だから、笑って生きようって決めたんだ。くやしかったからねー。」

拾った命だから---というところにグッときた。


みね子が島谷さんと別れる場面、

「まだ子供なんですね。貧しくても良いなんて、知らないから言えるんです。良い事なんて1つもありません。それでも明るくしているのは、そうやって生きていくしか無いからです。私は貧しくて構わないなんて思いません。それなのに、島谷さんは、捨てるんですか?みんなが欲しいと思っているものを自分で捨てるんですか?私、親不孝な人は嫌いです。」


そーーえば、以前のブログで触れた堀井さんのコラム。

彼は次のような指摘をしていました。

NHKオンラインで「(「ひよっこ」は)成長を描く物語」と紹介していたが、違うとおもう。というか、明確に違います。

子供は成長しないといけない。大人にならないといけない。しかし、大人にとっては、常に成長が善というわけではない。

(中略)

成長はいいことだとはおもうが「毎年、必ず成長しなければいけない」というのは資本主義社会という不思議な仕組みの持つ決定的な病いである。歪みでしかない。


ここまで堀井さんは「ひよっこ」の設定(みね子のキャラ)から今の社会を読み解いていきます。

その「決定的な病」の対極に「善きもの」をず~~っと持ち続けて、変わらない存在としてのみね子がいる---彼女を半年にわたって見続けることができた、朝ドラ・ウォッチャーの堀井さん(やテレビの前の皆さん)は、幸せだったんですね。


ストーリーとは関係ないけれど、みね子・時子・三男が通っていた高校、茨城県の学校という設定だけど、あれ松本深志高校でのロケでしょ(廊下の雰囲気でわかりました。案の定、エンドロールには撮影協力で長野県松本市とまでしか、でていませんでしたケド)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。これから週末ず~~っと雨マークの予報(x_x)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓)。茨城県でのロケだそうですが、こーゆー風景は飯田下伊那各地にありますよね(無人化した家屋として(x_x))。

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あの人が、そこまで言うんだから・・・・・・(納得)。

ということ、ありますよ、ね。

先日、たまたま辿り着いた堀井憲一郎さんのコラム(こちら)。彼のファンです、私。

NHKの朝ドラ「ひよっこ」について、6月の時点で書かれていたものです。

当時、「ひよっこ」は「主人公が地味」だとか、「盛り上がりがない(ヤマ無し)」とか、酷評されていて、視聴率も20%に至らず、向かい風状態だったように思います。

ところが、

彼は朝ドラ歴50年、そのうち30年は全話ビデオ録画してまで見続けているコラムニストで、その彼をして

50年間、朝ドラを見てきた私が断言したい「『ひよっこ』はスゴい」

と言わしめているのです。

私は、朝ドラはぜんぜん見ていないので、どーゆー話なのか、こちらで全26週分「読んで」みることにしました。

時代は1964年~1968年の4年間。

そう、「集団就職」の時代なのです。

今年4月、「ひよっこ」とは無関係に、たまたま同名の書籍が出版されていて、週刊文春のレビューでも高評価だったのを覚えていました。ただ、こちらはインタビューによる聞き取り、九州・沖縄からの集団就職で、就職先は関西や名古屋方面。

レビューにもあるとおり、「集団就職」に関する詳しい記録はあまり存在していないらしい。

で、

以前に読んだ本を思い出したのです。

『なぜ公立高校はダメになったのか』 小川洋著(2000) 亜紀書房刊

その第1章 “二つの階層”の出現

“二つの階層”とは都市出身者と「金の卵」たちのことです。

この章は、実は

『集団就職の時代』 加瀬和俊著(1997) 青木書店刊

に因っているところが多いらしい。その参考元の要約(↓)。

-------------引用開始

本書は、日本の高度経済成長期、特に1955〜64年の10年間(昭和30年代)に限定して、農山漁村出身の新規中学卒業生が年少労働者として大都市に就職した過程を描いたものである。

この10年間は日本が後進国・農業国から先進国への仲間入りをした時期であったが、農村部に就職機会はなかったので、中学卒業生達は毎年、先生に引き連れられて就職のために集団で都市に移動してきた。

この現象は「集団就職」と呼ばれたが、それは、学生服・セ-ラ-服の15才の中卒者達が、農山漁村から特別仕立ての「就職列車」で大都市に移動し、到着した上野駅には零細商店の店主達がのぼりを立てて出迎えに来ているというイメージであった。

引き続く経済成長の下でこの現象はなくなり、テレビの普及によって都会的知識を詰め込んだ高卒者達が、旅行気分で都会に出てこられる時代へと移っていった。

本書で著者が訴えたかったことは、経済発展にともなう労働市場の拡大は、社会的な格差付けをともないながら進行したこと、そしてその際の選別基準として、この時期には、都市出身者か地方出身者かという事情が大きな意味をもっていたという事実である。

日本的な終身雇用制からも年功制的賃金制度からも排除されていた彼等・彼女等は、都市自営業者として自立したり、中小企業の職工として自足する方向へ進み、大企業労働者とは異なるライフ・コースをたどっていった。

こちらより。

-------------引用終了

小川氏の本は、1980年代以降、大都市郊外に新設された中学校がなぜ「荒れた中学校」になり、新設された公立普通科高校が教育困難校化していったのかについて、上記の戦後の軌跡(“二つの階層”)が地域・社会・階層構造に大きなインパクトを与え、それが合わせ鏡のように学校社会に映し出されてきていると論じていました。当時、読んだ私は目から鱗が落ちる思いでしたゼ(今回「ひよっこ」がらみで再度読み直してみても、「ナルホド」感ハンパ無し、です)。

さてさて、

「ひよっこ」の主人公は実在したモデルがいないので、その存在感をどーしたら、醸し出せるか?---脚本の岡田恵和氏以下、制作陣は1964~1968年に生きる主人公の時代背景と「現実感」を徹底的に拾い集めたらしい。

だって、今、主人公の谷田部みね子(有村架純)が生きていたとしたら、71歳ですから。

本日15:05~「ひよっこ」総集編が放送されます。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ(↓三日坊主めくりカレンダー)。

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昨年放送された日テレ系のドラマ「家売るオンナ」の最終回、主人公の三軒家万智(北川景子)の台詞、

「世の中の大抵のことは、オカネで解決できます。でも、(足が完治しているのだから車椅子から立ち上がって)自分の足で歩くためには、意志が必要なのです。」

といった趣旨の内容だったと思う。

えっ、

世の中の大抵のことって、オカネでなんとかなるのか---そこまで言い切る!?

こーゆー感覚が今では当たり前になっていて、こはもう所与のこととして、見ているわれわれもそーゆーふーに理解しているってこと?

なんかモヤモヤ・・・・・・(そして、時間と共に忘却)。

で、

先週、「金曜ロードShow!」で「帰ってきた家売るオンナ」2時間枠放送(ビデオに録っておいたのを、ようやく見ることが出来ました)(↓)。

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三軒家万智(通称:サンチー=三軒家チーフ)が解決するのは、「それって、オカネのモンダイじゃないでしょ」ということを、お客に提示できているからなんですネ。

彼女の「私に売れない家はない」という決めゼリフ。

客とその家族が抱える問題に土足で踏み込んで解決してしまう彼女の強引さに、見ているほうは快哉を叫び、結果、必ず家を買わせてしまうというストーリーが成立(そーゆーふーにして買っちゃった人って、現実にいるのかも。番組プロデューサーはドラマ製作に当たって、不動産屋を30軒以上も取材したといいますから)。

なんせ、

今回の「帰ってきた家売るオンナ」で、

屋代課長(仲村トオル)の、

「三軒家くんが家を売った人は、みんな幸せになってるんだよな。これってすごいことだよなあ。家を売るっていうのは、人生を売るってことだからな。」---という台詞。

サスガにドンカンな私でも、今回の「金曜ロードShow!」の放送では、分かりました(o(^-^))。

翻って、・・・・・・('A`)。

「家を売ること、それは人生を売るということ」---と理解している、そんな不動産屋さんから購入したいモンです。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。暑さも一段落。

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今日のストームグラス(↓)。

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