liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

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上野仲街通りにあったお店、「イトウ」。
あっち系のネオンがまぶしい中にあって、ジャズを聴かせる正統派のジャズ喫茶でした。
鰻の寝床のような構造の店内は、スピーカーに向かって席が配置され、皆さん真摯に聞き込んでいる---そんな印象でした。
で、
マッチはどーゆーのかというと(↓)、
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このイラストは、ケニー・バレル(g)の「ブルー・ライツ」からとったものでした(↓)。
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右上の演奏者名が記されている場所に、イトウのマッチでは、次のように記されているのでした。

ブルーマウンテン珈琲
専門店
直輸入ステレオジャズ
演奏


「えっ、イトウって、ブルーマウンテン珈琲の専門店だったの? あの珈琲が?」
今となっては確かめようがありません(_ _)。
気になると言えば、「背」に記されている【仕入部】の電話番号。
【店専用】とは別に、【仕入部】直通の電話。
珈琲豆の仕入れなのか、それとも「直輸入ステレオジャズ(レコード)」の仕入れなのか?---はたまたその両方なのか?


かれこれ10年前は、年末も31日まで営業していました。その翌年も。
で、
2016年のブログで毎年の年末営業終了日を表にしてあって(↓)、
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だんだんと営業終了日が前倒しになってきたことがわかります。
2017年以降は、27日で営業を終了。
兎に角、

「この時期、31日までお店開けてても、お客さん、来ないんです!」

というのが、実態でしたからねぇ(_ _)。
今年はさらに1日、お休みの日を早めて、今日までの営業としました(これで12月のお休みは13日間。これでも1ヶ月の就労時間は大凡180時間か('A`))。
もうひとつ、懸案があって、それは開始時間の件。
実態に即して判断すると、

15:00~OPEN

でもいいくらいなんです。
が、
先日、シュート・アロー氏のこんな記述を読んで、再考中。
----------引用開始(強調BLOG主)
ジャズ喫茶が昼間早い時間から店を開けていても客数が少なく、また喫茶のため客単価も低く効率が悪いので、開店時間を徐々に遅くしたと思われるわかりやすい具体例に上野の壷屋がある。
壷屋は昭和五一年に老舗ジャズ喫茶イトウの近くの上野仲町通りにある、風俗系ビルの三階にオープン。
店に入るため階段を上がって行くのにちょっと躊躇するようなロケーションだ。
店の入り口に大きな壷が置いてあったので壷屋という店名だったのであろう。
その壷屋は、『ジャズ日本列島五一年版』(一九七六年)では一二時開店と記載されていたが、『五五年版』(一九八○年)では一四時、『六一年版』(一九八六年)では一六時、さらに『二〇〇五年版』では一七時といった具合に毎回着実に開店時間が遅くなっている。
そして壷屋は、二〇〇九年.八月に閉店してしまった。
『昭和・東京・ジャズ喫茶』 シュート・アロー著(2014) DU BOOKS((株)ディスクユニオン)刊 より
----------引用終了
覚えてますよ、壷屋さん。
一度だけ伺ったことがあります。
上野仲町通りは、夕方以降ネオン煌めく風俗街の趣があって、壷屋さんのビルもそーゆー系でした。
もう暗くなってからの来店でしたから、キョロキョロしつつ場所を探した記憶があります。
ジャズ喫茶というよりも、お酒をメインにしたお店になっていたように思います。
(そーいえば、それより遙か昔「イトウ」さんへも伺いました。店舗はうなぎの寝床のように奥に伸びた店内レイアウトでしたね。)
ということで、
営業開始時間ついては、来年以降に持ち越しです。

コロナ禍の中、今年1年当店をご利用いただき、誠にありがとうございました(_ _)。
(来年は1月2日からOPEN予定です。)
2021年は良い年でありますように。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。赤心紅芯大根をいただきました(切ると「赤い」んだそうな。まだ切ってないけど)。ありがとうございました。
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