liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:人口動態

長野県内には77の市町村があります。
その中で2020年、人口の自然増があったところは南箕輪村だけでした(+17人)。
他の自治体はどこもマイナス(△)。
で、
社会増減数に注目してみましょう(出典元は、こちら・統計ステーションながの)。
すると、見えてくることがあるような・・・・そんな気がします。
19市の様子(↓)。
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飯田市の社会減数が19市の中で突出して多い---そんな印象。
2019年の1年間でも、飯田市の社会減数は【△515人】でしたから、この2年間での社会減数は1000人を超えます。
比率で見てみましょう(↓)。
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1年ほど前に書いたブログ(こちら)でも触れたことですが、社会増減率がマイナスのところとプラスになっているところとでは、何が違っているのでしょう?
コロナ禍によって、東京では転出者数が増えている---そーゆーニュース(jiji.com)がありました。
果たして、その影響は長野県には及んでいるのでしょうか?
実は、2020年の1年間で社会増数がいちばん多かった自治体は、軽井沢町でした(+571人)。因みに2019年は+133人なので4倍以上増えたことになります。
お隣の御代田町でも2020年は+188人、2019年は+259人です。
さらにお隣の佐久市でも2020年は+225人、2019年は+168人。
軽井沢は観光地なのでコロナ禍によってダメージを受けているかと思いきや(観光関連施設ではダメージがあるにせよ)、【人の移住】に関しては圧勝と言ってイイでしょう。
これは、
【東京からのアクセスの良さ+ネームバリュー】---私でもすぐに思いつく理由だけではない気がします。
「SUUMOジャーナル」Webで、『田舎暮らしの本』編集長が言っていた、

移住を決断できるかどうかは『心が動くかどうか』。心が動かなければ、住民票は動きません。

これは「出ていく時」の理由でもあります。
実は、飯田市の社会減数△501人を上回る自治体がありました。
それが、白馬村(△781人)。
こちらも全国区の観光地で、ネームバリューもあるところなのに、いったいどうしたのでしょう?
総人口8633人ですから、人口の9%が1年でいなくなったことになる。
ウィンタースポーツ関連施設での雇用が関係しているのだろうか?
飯田市の人口減(社会減+自然減)が続く中、将来予想で

2028年には+300人/年

という皮算用をしたグラフを改めて発見(↓)。

イメージ 1
【2028年+300人】
2028年と言えば、当初予定されていたリニア中央新幹線が開通した翌年です。
そうは言っても、社会動態で+300人という数字、どれだけタイヘンなコトなのか、わかっていて書いているのですよ、ね?
そもそも市の独自推計値「2028年約96000人」という数字、これは、来年にはそれより6年も早くやってきそうな(実現しそうな)・・・・('A`)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。三日坊主めくりカレンダー。エロいな。
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企画したのは南信州地域振興局と南信州広域連合。こんなパンフレットを入手しました(↓)。
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赤○箇所を拡大しましょう(↓)。
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順調にいったとしても、まだ7年後なのに、その開通予定の「リニア中央新幹線」予定ルートが記されています。気が早いというか、それしかないというか・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。
見開きになっている中を見てみると(↓)、
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1市・3町・10村の紹介があって、【写真+アピール文】が人口の多寡に関係なく、同じ「面積(スペース)」で載っています。人口比で言えば【飯田市:平谷村=243:1】くらの人口差がありますが、そこは、対等ということで宜しいのではないでしょうか。
一通り読んでみましたが、なんといっても訴求力があったのは、売木村!(赤○箇所)。
はい、アップ(↓)。
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この企画、「移住体験ツアー」ですから、そーゆーことに関心がある方々が参加するわけで、赤のアンダーラン箇所は、目を惹くこと、確実です。
かれこれ4年ほど前に、こーゆーブログを書きました。このときには村の人口の約1/3が移住者です!---ということだったんですが、その比率がさらに上昇し、いまは【4割】まできましたか!(゚ω゚)
何世代前から住んでいればネイティブになるのかは知りませんけど、上記の「移住者」が指しているのは、今、ココで生活しているこの人は、売木村に移り住んできた人である---そーゆー方々を指しているんですよね。
これを飯田市で考えれば、スゴイことだとわかります。約10万人のうち4万人が移住者!---という数になるわけですから。
で、
人口520人の売木村について、4年前の私の危惧(↓)。
ただ、こーゆー小さい自治体に、ある目的を持って、例えばコミューンをつくるためにとか、「そっち系」の皆さんが大挙してやってきて、合法的に手順を踏んで、村議会議員や村長を選出していったとしたら・・・・・・。
こーゆーことにはなっていないようなので、まずはひと安心。
でもって、
若し、私が「教祖様」だったら10年~20年計画で徐々に信徒の移住をすすめます。
但し、オウム真理教が上九一色村につくったサティアンのような隔離された施設ではなく、信徒の方々はちゃんと日常生活を村内でおくる(仕事もちゃんとやる)。
信徒の数を村内で増やして、村議会で過半数を取る(定数7なので4つとればOK)。
その次は村長選に信徒の誰かを立てて、信徒の組織票で当選させる。
はい、これで合法的に「宗教立村」成立---んな、ふーにいくわけないか。
そーそー、
下伊那郡の町村の人口動態を見て(↓)、
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ひとつ、気になるところがありました(赤線箇所)。
軒並み【△(減)】である中、泰阜村の社会増減数が、+21人(豊丘村も+18人だけど、元々の人口数が6400人もあるので、泰阜村の数は特筆モノ)。
対人口比の「率」でいうと1.3%となり、それを飯田市の人口に当てはめると約+1400人になります。この数字がどれだけ達成困難な数であるのか、行政で「移住促進室」関係の方々はご存じのハズ。
何があったんだ、泰阜村!
(以前、伊那市内の人口移動について、特異な動きがあって、調べてみるとその正体(原因)は、老人ホームが高遠地区に作られたから---そんなこともありました。)
泰阜村のホームページを見ても、住民統計情報は「只今準備中」だし・・・('A`)。時系列でのデータが収集できません。
何があったんだ、泰阜村。
全国移住ナビで、次のような文言を発見(↓赤色箇所BLOG主注)。
日本でいち早く高齢化社会を迎え、村をあげて在宅福祉の充実に取り組み、高齢化問題をほぼ脱した村です。信号もコンビニもありませんが譲り合い、行き交う車の中からでもあいさつをかわす人にやさしい村です。村役場の担当課一丸となって、UターンやIターンを希望する皆様に対応させて頂きます。
確かに、村のホームページを見ると、ここでの表現も「在宅福祉」に特徴があるようです。
一方、
下條村。かつて「奇跡の村」と言われた頃の面影は人口動態からは、もう読み取れません。あの「奇跡」は既に過去のものになったのでしょうか? もう、次のフェーズに入ったようです。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓三日坊主めくりカレンダー)。こーゆーのが私は好きです。
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