liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:会社経営

ラベリングすることで見えてくることがあります。

もっとも有名な例は、「セクハラ」と「ストーカー」。

嫌らしいオヤジのいやらしい行為や視線、言葉等は、女性にとって「イヤな感じ」としてしか捉えられなかったのですが、「セクハラ」が登場したことで、そーゆー行為等がハッキリと「見える化」し、「それは犯罪!」ということが明確になりました。

で、

今回の「ヤンキーの虎」。

昨日のYahoo!ニュース(from 東洋経済オンライン)で取り上げられていて、「あ~、なるほどねぇ~」だったんです(思い当たる節、ありますもん)。

-------------引用開始(強調BLOG主、長いですぜ)

ヤンキーの虎は、大きく二つに分けることができます。

一つは、地元の名士系です。

地主や土建屋、パチンコ店などの二代目、三代目のような人たちで、地元の名門高校を出ています。

大学を卒業してから東京でサラリーマンを経験する人もいますが、最終的には地元に戻って親の商売を引き継ぎつつ、旧態依然の経営から脱皮し上手に稼いでいる。そういう人たちです。

もう一つが、文字通りのヤンキー系です。

高校は進学校ではなく、若い頃には少々の「やんちゃ」をやらかしてきた。

販売系や飲食系の仕事に就いた後に独立、そこで成功を収めた、といったパターンです。

統率力があり、かつてのヤンキーをど根性系パワフル社員に変身させ、まとめ上げているという強みもあります。

どちらの人たちも非常に勉強熱心で、船井総研や盛和塾のセミナーや勉強会などに熱心に足しげく通っています。

そこでさらに地元の仲間を広げ、互いに商売の情報やアイデアをやりとりしている。

仲間内での取引も少なくありません。

そのため、彼らが稼いだお金は、絶えず地元を循環しています。

大都市にお金が吸い込まれていきません。

これは地方にとって、とても大事なことなのです。

雇用だけでなく、そうした面でも地元への貢献度は大きいのです。

それゆえ、これからの「地方創生」を考えていく場合、彼らの力をいかに上手く借りることができるかが重要な鍵なのです。

ただ彼らはこれまで自分たちの地元で一つの層として認識されることもありませんでしたし、地方経済の中で正当な評価を受けて来ませんでした。

地方では、県庁、地銀、電力会社、地方新聞などに勤務する人々がエリートで、彼らは「虎」たちを“格下”と見てきたのです。

しかし、このエリートたちはリスクを取ることが嫌いな人たちなのです。

そもそも、地方の名門高校を卒業し地元の国立大学を出たり、東京あたりの私大を卒業したりして地元に戻ってきた人たちが多く、常にリスクの少ない選択をしてきた人たちです。

その彼らが、地方の意思決定集団を形成しています。

人口減少社会の中で彼らが選択するのは、「減り続けるパイを、みんなが少しずつ我慢しながら分け合いましょう」という生き方でしょう。

それに対して、「ヤンキーの虎」たちは地方経済の中でリスクテイクできる唯一の存在です。

徐々に衰退していく地方の中で起爆剤になり得るのは彼らしかいないのです。


-------------引用終了

この筆者は、藤野英人さん。

レオス・キャピタルワークス株式会社代表取締役社長・最高投資責任者。

(因みにここが販売している「ひふみ投信」、凄いパフォーマンスです。オススメ。--あたしゃ持ってませんけどo(^-^))。

「中央」で活躍なさっていた華麗な経歴からすると、「地方のそーゆー系」の生息を「マイルドヤンキー」によるヤンキー経済(by原田耀平)以降に「発見」したので、思わず書籍化しちゃいました---ということでしょう。


でも「わかるなぁ~、そーゆーの」というのが、私の実感でもあります。

街の顔役が代替わりして、ご子息は「お外」のことを学んできたので、シュリンクしているジモトでも「行けそう」なものに手を出してみる。結果、ミニ・コングロマリット化。

そのとき武器になるのが、「地縁」と「血縁」。

「地縁」ビジネス・「血縁」ビジネス優先で、内向き経済。

飯田市が標榜する「文化経済自立都市」って、まさに彼らに懸かってるということですね。

(「ヤンキーの虎」って、「マネーの虎」に擬えてるんだろうけれど、もっと他のラベリング、なかったのかなぁ?)


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。飯田の今日の予想最高気温は25℃(昨日はストーブつけたのにo(^-^)。)。

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今日のストームグラス(↓)。

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中谷巌先生みずから、「懺悔の書」と称している本、『資本主義はなぜ自壊したのか』 中谷巌著(2008) 集英社インターナショナル刊 より引用します。

-------------以下引用(強調BLOG主)

富豪ばかりが集まるような社交の場--それはたとえば、大学の同窓会でも、ゴルフのカントリー・クラブでもいいし、フリーメーソンのような秘密集会、あるいは国際会議後のパーティでもいい--で、ある有力者が新興国であるA国経済の話題を持ち出し、「今、自分はあの国に注目しているのだ。諸君も注意深く、かの国の株式市場を見ることをお奨めするよ」と口にする。

そうすると、それを受けて別の有力者が「実は私もA国経済の潜在力には興味があってね」と答える。

それを聞いた他の富豪たちは内心、(彼らがそれほど言うのならば、私の資産の一部をA国市場への投資に振り向けることを検討しよう)と考える…。

さて、このパーティの参加者がこぞってA国に投資をしたことで、この国の株式市場が高騰したとしても、それは別にインサイダー取引に触れるわけではない。

彼らが行なったのは単なる世間話であって、共謀が行なわれたというわけではない。

まったく適法なのである。

だが、こうした「インサイドな情報交換」に加われるのは一部の特権的人物や企業だけであり、他のプレイヤーはその結果に翻弄されるしかない。

現実の市場においては「情報の完全性」など、最初から存在しえないのである。

-------------引用終了

1986年、森ビルが東京・赤坂にアークヒルズを建てたとき、その最上階につくったのがアークヒルズクラブ。

公式ホームページもあります。


京都のお茶屋さんの如く、一般募集はせずに(一見さんはだめ)、理事1名と会員1名以上の推薦で(馴染みのお客の「引き」がないとあきまへん)、入会できる(らしい)。

入会金90万円、預託金等で入会時に400万円、年会費が25万円だそうなので、金さえ積めばなんでもできる!---と思っている成金からすれば、それくらいだったら、なんとでもできるような金額でしょう。

でもそーゆーよーなクラブではなく、あくまでステータスとしての会員制クラブ。

皇族をはじめとして、大企業の経営幹部、高級官僚、政治家等がメンバー。

で、

引用したような「単なる世間話」をなさっているのでしょう。

世界に目を向けると、ダボス会議(世界経済フォーラム)は日本でも報道されますけど、ビルダーバーグ会議はまだまだ謎の多い会議です。

こーゆー「陰謀史観」的な見方は好きではありませんが、あっち系の人と我々(だ~れ?)との情報格差は、数値化することが無意味なくらいに大きく隔たっています。

似たようなclosedな組織は、その規模やメンバーの違いこそあれ、ローカルでも存在していて、「世界」には影響は与えないけれど、「ローカルな世界」では存在感があるらしいです(関心無いけど)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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学者センセイは世事に疎い---といわれます(そーゆーことになっています)。

かといってオカネがないと研究費にも事欠くことになりますから、科研費獲得にがんばったりします。

かつてのバブル期を振り返って、上野千鶴子先生の次のような発言。

-------------以下引用

上野:回顧談だけど、80年代の終わり、バブリーな資金で研究費をいくらでも出してくれるところが二つあった。

一つが電力会社。

もう一つがサラ金業界。

湯山:それ、すごくリアル。具体的にはどういう研究になるんですか?

上野:サラ金業界は、当時の規制緩和でどんどん伸びてたんだけど、求められた調査は、初見の客を対象に、いくつかのチェックポイントで踏み倒す確率がわかるか、という研究。

それを、心理学者や精神科医、社会学者でやるわけ。

湯山:結果が見たい(笑)。じゃあ、電力会社は?

上野:「迷惑施設の研究」というテーマ。

迷惑施設というのは、原発関連施設の婉曲表現で、産業廃棄物処理場だったり、迷惑施設を作るときの地域コミュニティの反応、誰が反対派に回ってどういう動きをするか、という研究なのよ。

そうしたプロジェクトの話が回って来てたの。

しかも研究費はものすごく潤沢。

学者としては喉から手が出るほど欲しい。

だけど、関西電力の調査をやろうかと思ったときに、私の周囲の良き友人たちが、「あんたがそれをやったら、一生付き合ってやんない」と言ったの。

それで私はキャリアを汚さずにすんだ(笑)。

湯山:この手の話は、ホントに人を二分するなあ。

上野:カネには釣られない、ぐらいの衿持はあったよ(笑)。

『快楽上等!』 上野千鶴子・湯山玲子著(2012) 幻冬舎刊 より

-------------引用終了

サラ金業界の蓄積した「初見」客の値踏み方法を、銀行業界はまったく持っていませんでした(ですから、すんごい利率で儲けまくるサラ金業界のまねをして、消費者ローンを始めましたが、焦げ付きまくりの三錠、いや惨状)。

いま銀行は、そんなサラ金会社を傘下に収め、消費者ローンのCMでも「○○銀行グループ」と称することで、安心感を与え、銀行もサラ金業界のノウハウを獲得しています(結局自前で培ったものじゃないわけね)。

で、

そんなノウハウを誰が蓄積したのか。

「へぇ~、心理学者や精神科医、社会学者の皆さんだったのね。」

上野先生も心が動いた「迷惑施設の研究」に関しても、関西電力だけでなく電事連が動かしていた広報費・研究費は莫大な額になっていたと思われ、

「研究に必要な経費は、こちらがすべて持ちますから、思う存分研究なさってください。」

なんて言われたら、のっかっちゃう学者センセイはいるでしょうね。

そーいえば芸能界でも、ちょっと文化人よりのポジションを狙っているような人は、電事連の広報・広告に出てましたねぇ。あれ、フツーのギャラ相場よりも相当よかったらしいです(噂です、噂)。

のっかちゃた学者センセイからしてみれば、未知の研究だから、(パトロンの立場を勘案することなく、)心置きなく研究することができたんでしょう(御用学者みたいな、「結論ありき」で論を進めるようなことはなかったと思う)。

そーゆー未知の研究実践って、今の「黒田日銀バズーカ第○弾」も該当しますね。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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先日、送られてきたメールマガジンで「伊那経営フォーラム」について触れていました。

このフォーラム、主催は伊那商工会議所青年部。

今年のテーマは、「地域のしあわせが世界を魅了する ~ グローバル時代における「おもてなし」とは ~」だったそうです。

3人の講演があり、そのうちのお一人が塚越寛さん。そう、伊那食品工業(通称:イナショク若しくは「かんてんぱぱ(R)」)の会長さんです。

塚越さんのことば(メールマガジンより引用)

「人の営みの目的は何か?それは、幸せになることではないだろうか。

そのためにお互い助けあうことこそが人の営みなのだ。

残念ながら経済活動から不幸な人が生れている。

それは、会社の目的と手段がずれているからだ。利益を生むことが目的化しているのだ。

利益は手段にすぎない。

会社にとっての成長とは、売り上げを伸ばすことではない。

そこで働く人、会社を取り巻く人の全てが『この会社は年々よくなっていると思うこと』ではないか?

社員一人ひとりの人間的成長の総和が会社の成長なのだ。

会社の経営とは、社員が人間的に育つ環境づくりに他ならない」

このぶれない言葉、頭が下がります。

実は昨年の日経ビジネスでも、トヨタ自動車の豊田章男社長の「先生」として塚越さんが紹介されていました(↓)。

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かんてんぱぱ(R)へ注文をインターネットではなく、注文用紙にチェックを入れて封筒で注文したときのこと。

「おたより欄」へ私が書いた(どーでもいいような)メッセージに対して、商品到着時にちゃんと手書きでそれへの返信が記されていました。

こーゆーのって、通販業界ではフツーなんですか?(そもそもかんてんぱぱ(R)は通販業者じゃなくて、たまたま直販しているだけなんだと思うが・・・)

さりげない気遣いに、ちょっと嬉しかった---そんな記憶があります。

担当者が「自分のところで『いい会社』づくりに貢献できることはなんだろうか」と考えて行動。その答が、「おたより欄」のメッセージに対しては、ちゃんと答えて返信する---そーゆーことなんだと思う。

「神は細部に宿る」 → 意味や使い方は建築物とは関係ないけれど、会社組織においても、そーゆーことってあるのではないかと思うのでした。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今朝は飯田でも氷点下(とはいえ、まだ-0.8℃ですが)。

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今日のストームグラス(↓)。

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西水美恵子さんの世界銀行副総裁としての実践から。

リーダーたるもの、部下をどう育てて、組織も成長させるのか? そのヒント(↓)。

-------------以下引用(長いですぜ。強調BLOG主)

組織文化は組織の人間がビジョンと価値観を共有すれば変わるというのが、経営学の常識らしい。

が、ただそれだけでは、組織文化などびくともしない。

人間、頭でわかっていてもハートにつながらなければ動かないからだ。

世界銀行の官僚的な組織文化を変えようと暗中模索の頃、多くの経営学者に意識改革の手法を聞いて回った。

皆、口をそろえて「インセンティブ(誘因)を変えろ」と言う。

が、一歩立ちいって具体的な話になると世銀の人事規則に既にあるインセンティブばかりが並ぶ。

仕事への目線や、姿勢、態度を変える動機づけはと尋ねると、「リーダーが与えるインスピレーションションに尽きる」と言う。

しかし、リーダーのDNAに染まりすぎたら、持続的な意識改革にはならない

「私が去ったらどうなる」と反論した。

結局、役立つことは何も学べなかった。

学窓の人々は、自ら組織や改革のリーダーシップをとった経験がないのだから無理もない。

人の心の深いところでビジョンと価値観を共有する情熱をどう刺激し、職場での自然体に引き出していったらいいのか…。

そのヒントを与えてくれたのは、ひとりの小学生だった。

優秀な部下の成績が下がり、目に見えて元気がなくなっていくのに気付いた。

理由を聞くと、小学生の息子。

「成績が下がり、海外出張で留守するたびに寝小便。心配で仕事が手につかない」と嘆く。

仕事と家庭が両立せず、いっそ世銀を辞めようかと迷っていた。

母性本能か勘か、何がそう言わせたのかは知らないが、ふと思いついて「出張に連れていってみたら」と勧めた。

やる気があるなら旅費も出すと約束した。

忘れかけた頃、その小学生から出張報告書が届いた。

「お母さんが飛行機で飛び立った後のことがわかってうれしい。お母さんはインドの貧しい人たちを助けている。僕みたいな子が学校へ行けるように立派な仕事をしている。お母さんを誇りに思う。僕もお母さんのようになりたいから、一生懸命勉強します」

幼い文字をたどりながら、あふれる涙が止まらなかった。

もちろん、おねしょはぴたりと止まり、成績は親子そろってうなぎ上り。

部下に明るい笑顔が戻った。

(中略)

人間は幸せを追求する。

この共有感が頭とハートをつなげた。

仕事への態度を変えるにはどうすればいいのか、約千人の部下たちが熱くなって話し合い、大小さまざまな行動に移し始めた。

幸せの追求を妨げる組織の形や、規則、慣習を発掘しては躊躇せず変え続けた。

改革は、楽しい学習の日々だった。

以来、人事のすべてについて、職員のみを対象とする思考を捨てた。

家庭を対象に入れ、人間としての幸せを考えるようになった。

職場でも家庭でも同じ人間。

どちらかが不幸せならもう一方に響く。

働きがいと生きがいがつながって初めて、人間の「生産性」が大きく変わる。

(二〇〇八年十二月)

『あなたの中のリーダーへ』 西水美恵子著(2012) 英治出版刊

-------------引用終了

保守(体制側ね)が改革を叫び、革新(組合とかの側ね)がそれに異を唱え、既得権益を死守しようとする。

なんかヘンテコな構図です。

カリスマ的なリーダーがいなくなっても、時代に合った組織に自らを変革していける仕組みをその組織へ組み込むこと。

先行世代のカリスマ・リーダーが後顧の憂いなく逝くためには(^_^)、この「仕組み」のBuilt-inが必須でしょう。

「改革で学ぶことは楽しいこと」

と感じられる風土がその組織にあるかどうかも、大切ですね(所与の条件じゃないし)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。そういえば最近、青空見てませんねぇ。

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今日のストームグラス(↓)。

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お客様からのいただき物、スイートコーン「味来(ミライ)」。美味しゅうございました(平均糖度12°とか!)。

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先日放送されたNHKスペシャル「戦後70年ニッポンの肖像」第2回“バブル”と“失われた20年”何が起きていたのか---を録画してあったので、見てみました。

当時私は、バブルとは無縁の仕事をしていたので、それら(オマツリ)を横目で見ながら、「あれ、オカシイでしょ」と思いつつ、「身の丈」にあった生活をしておりました。

番組の中で、阪和興業の社長(は当時の記録映像で)や麻布建物の社長が登場していました(麻布建物の社長は、いまも相変わらずでしたo(^-^))。

当時の日銀理事が、

「われわれは、バブルの戦犯だな。」

という発言にもさほど驚きませんでしたが(実際、そうだし)、思わず耳を疑ったのが、オリックス・宮内義彦氏の発言(↓)。

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続けて(↓)、

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アメリカ型経営を礼賛し、株主至上主義的立場であった彼が、こ~~~~んな発言をするんですか(゜д゜)。

人件費をコストとしか考えておらず、どんどんと生産現場での派遣労働を推進してきた彼が・・・・・・・。

(実はこの発言の前に、リーマンショックの時の話があります。当時、オリックス株が機関投資家とその手先、いやもといファンドマネージャーによって、「売り浴びせられた」経験があって、相当イタイ目にあったらしい。)

自分の同時代史と重なるあの時代が、「実は、そーだったのね」的に俯瞰できて、ベンキョウになりましたo(^-^)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。雨、降りませんね、今日も。

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今日のストームグラス(↓)。

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いつもとは角度を変えて、上から底を見る(↓)。いい天気が続くと、「底」が見えるのか?

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とある投信会社のメールマガジンを読んでいたときのこと。

そこの社長さんが、これまたとある自動車解体業の社長さんの講演会で、心に響いた話を引用していて、その核心が今日のタイトル。

(「革命、未だ成らず。」 は、孫文。)

「産業革命は未だ完結していない。モノをつくり、それをきれいに後始末して初めて、産業革命は完結したといえるだろう・・・」

で、

この会社は静脈産業を担っているわけですが、「構想」していることがワールドワイドなのです。

人財を育成し、解体した中古部品の品質を高めて世界標準規格をつくり、今では、「もったいない」「有り難い」「感謝する」「自然への畏敬」といった「和のこころ」を土台に据えた経営を世界に広めようとしている---のだそうな。

そういえば、前に乗っていた平成8年車が故障したときのこと。

ディーラーの人が、「中古部品で、それがあるかどうか見てみますね。」といって、検索。

「あ、ありますね。これを取り寄せて修理しましょう。」

といった会話を思い出しました。

独・VW社では設計段階から解体した後のことも考慮に入れている、と聞いたことがあります。

日本でも江戸時代の「お江戸」では、見事なまでに「リサイクルの環」が成立していたわけですから、そのDNAを呼び起こせばいいのです。

ただ心配なことは、消費(浪費)させることで、経済成長したいと思っている勢力からの横槍が入らないかどうか---という点。

ばって! 

間接的に応援しています。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日は一日、長野県全域降水確率ゼロ。なのに、霞んでます。

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今日のストームグラス(↓)。降水確率ゼロなのに、こんなん。

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2012年カリフォルニア工科大学でのイーロン・マスクのスピーチ。

「もし、世界中にある知識を結集して、進化させて、人間の意識の規模と領域を広げることができれば、もっと人智が開けるのではないだろうか。

そうすれば人間は自らの存在意義についても、正しい問いかけができるようになるはずだ。」

~『巨大な夢をかなえる方法 世界を変えた12人の卒業式スピーチ』(文藝春秋社刊)より

彼はインターネット、サスティナブル(持続可能な)クリーンエネルギー、宇宙開発の分野に注力して、人類の将来を開いていく試みを続けています(日本ではテスラ・モーターズだけが注目されていますが、いやいやどうして、彼はもっと遠い人類の未来を思い描いているのだと思います)。

こーゆー人財を惹きつけていくアメリカ合衆国の懐の深さ(彼は南アフリカ出身)が、かの国の強さなのでしょう。

で、

ニッポンは!?

一人の天才に託すのではなく、集団・組織・チームで動くことが多いんでしょうね(「プロジェクトX」のように)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。雨です。冷え冷えしてます。

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今日のストームグラス(↓)。天気の割にはガラスの中は、クリア。回復するってこと?

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先月、腕時計の針が2秒間隔で進むようになったので、お店に持っていって「電池交換+メインテナンス」をしてもらうことにしました(メーカー送りとなるのです)。

それから約半月。

「できましたよぉ~(というなれなれしさではなく、丁寧なお言葉でご連絡をいただきました)。」

とのこと。

お店の人から、

「これは、どれくらい前に購入されたものですか?」

と聞かれ、

「たぶん、もう20年くらいかなぁ???」

と答えると、

「これはメーカー自らが、『世代を超えて受け継がれる時計』として位置づけているので、1980年代以降のものであれば、パーツ類も完備されています。」

「へぇ、そーなんですか。以前、ここの工房を見学させてもらうことがあってから、ファンなんです。」

---ということで、ただの電池交換だけでは終わらない、トータル・メインテナンスのシステムすべてを「技術の継承」として考えているんですね、SEIKOさんは。

ただ、心配なこともある。

以前、大前研一さんの本を読んだときのこと。

-------------以下引用(長いですぜ。強調はBLOG主。)

セイコーは、時計は精度とコストの勝負だと考えたが、精度技術は世界中に安く使われ、コストは中国に支配されるようになった。

かたやスウォッチは、時計はファッションであり装飾品でありブランドであると考えた。

結局、低価格の「実用品」の中国勢と高価格の「装飾品」のスイス勢の狭間で、中途半端な価格帯の日本勢は売れなくなってしまった。

シチズンは「部品屋」として生き残る道を選び、セイコーは「アルバ」というローエンドーブランドでスウォッチや中国製に対抗したが、あえなく失敗した。

そして日本の時計メーカーは、世界市場で全く存在感がなくなってしまったのである。

しかも、その後はスイスと日本の差が、さらに広かっている。

2002年と2011年の腕時計の輸出単価を比較すると、スイス製は2万9000円から5万8000円と2倍になっているが、日本製は2400円から1700円に3割下がり、なんと香港と同じになってしまった。

一方、2011年の輸出数量は1位が中国で6億8200万個、2位が香港で4億300万個、3位が日本で5800万個、4位がスイスで3000万個という順番になっている。

つまり、スイスはブランドに特化して輸出数量を減らし、ボリュームベースではなく価格ベースで世界のトップになったのである。

こうしてスイスの時計産業は復活し、一時期は日本企業の攻勢によって3分の1にまで減少していた時計業界の従業員数も底を打ち、右肩上がりに転じている。

(中略)

セイコーが凋落した最大の原因は、世界市場を理解して適切なブランド戦略を構築できる人材がいなかったことである。

かつて私は、タグ・ホイヤーのジヤック・ホイヤー名誉会長に「もし、セイコーの再生を頼まれたら、どうするか?」と質問したことがある。

するとホイヤー名誉会長は「私を雇えばよい」と答えた。

それはどういうことなのか、さらに尋ねると、ホイヤー氏は、こう説明した。

「セイコーは時計を作ろうとしている。だが、現在の時計業界は時計を作る競争ではなく、いかにブランドを維持して高い付加価値をお客さんに認めてもらうか、というブランド・マネージメントの競争だ」

「ブランドを維持するためには、1人のプロデューサーがいればよい。ところが、それをセイコーは組織でやろうとする。セイコーに時計を作る職人は大勢いるが、ブランド・マネージメントの職人はいない」

「だから、私のように高級ブランドのマーケティングを熟知しているプロデューサーを1人雇って全部任せればよいのだよ」

つまり、ブランド戦略を構築するためには1人の優れた人間がいればよいと言うのである。

時計であれ自動車であれファッションであれ、どのような業界でも究極的にはブランドを守るのは1人の天才プロデューサーであり、そういう人材が100人いればひとつの産業が成り立つ。

だが、1人の天才プロデューサーに全部任せることは、日本企業では難しい。

日本人の染色体の中に「みんなで力を合わせて頑張ろう」という工業国モデルの集団主義が深く入り込んでいるため、「個人」にそこまでの力があるということを認めにくいからである。

『クオリティ国家という戦略』 大前研一著(2013) 小学館刊 より

-------------引用終了

実際の数字をあげられていて(=エビデンスを示して)、私も時計業界が「そーなってる」とは知りませんでした。

ただ、思うのは、

セイコーは「工業国モデルの集団主義」を、グランド・セイコーというブランドを守っていくシステムとして、どうあればよいかを熟考したのではないかということ。

結論は、

「世代を超えて受け継がれるもの」への覚悟を決め、それへの対応をしていく(=一度、製品として世に送り出したら、ず~~~~~っと部品供給をする)

これって、アキュフェーズもそうしています(すべての製品ではないけど、創業以来の定番品は、未だにオリジナルパーツでの修理が可能)。

( Sony timer みたいなものを組み込むようなことはせず、「モノづくりニッポン」の矜持を感じさせる企業ですね、セイコーもアキュフェーズも)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。朝方降っていた雨も今は止んでいます。

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今日のストームグラス(↓)。

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オ・マ・ケ

三日坊主めくりカレンダー(↓3月5日・6日・7日)。中川翔子なら、「言いそう~、これ。」

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今日のYahoo!ニュースで、

「ホンダ、通期最終益を5450億円に下方修正 200億円減額、タカタ関連などリコール重く」

と出ていましたが、タカタ関連よりもFITの5回にも及ぶリコールの方が、ブランドを毀損(言い過ぎ!?)させたのではないかと思うんですけど、その5回目の記事で気になったことがあります(↓)。

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日本国内で42万台以上販売されていたことはいいとして、「中南米やアジアなどで183台」という部分。

一瞬、目を疑いました。

183台の間違いなのかと・・・・・。

でも、間違いではないらしい。

じゃあ、気になるのはその183台って、どーゆールートと目的で「中南米やアジアなど」へ輸出されていったんだ?

たったこれだけの台数って、販売目的じゃないですよねぇ????

試乗車か? プレゼント用? プレゼンテーション用?

どーでもいいことなんだけど、気にすると、気になる。



そーそー、それよりもここのところ、伊東社長になってからのホンダが「オ・カ・シ・イ」らしい(業界情報)。

その最たるものがFITの「見切り発車販売」と数値目標の設定なのだそうな・・・・。

「ワイガヤ」はもうどっかへいっちゃったらしい・・・・(´・ω・`)( ^.^)( -.-)( _ _)(x_x)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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一昨日の南アルプス(↓16:44撮影)、グレーの空と白い南アルプス、手前の黒い伊那山地。

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