liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:受験

以前、県内で「学力問題」が話題になったころのこと(ここでいう「学力問題」は難関国立大学への進学率の低下というふうに露骨に矮小化)。

「(大学進学率は)振り返ると、沖縄(県しか存在しないくらいに低くって、うちの県はブービーなんだぞ!)」

という文脈で語られていました。

他県の人と話をする機会にそーゆー話になったとき、

「いやぁ、うちの県でもさぁ、言うんだよね『振り返ると沖縄しかねぇぞ』って!」

あれから20余年。

いま(2010年データ)はどうなっているのかというと(↓)。

イメージ 1























































既に沖縄は46位。

進学率が低い県は九州と東北各県が多い。

都道府県別の2010年県民所得(偏差値化して図化)をみてみましょう(便宜的に30%以下の県に赤●付き)。

イメージ 2






















極論ぶつと、もはや「頭脳流出」さえもおこらず、所得格差を筆頭に進学格差と地域格差が全国展開中ということか????

(最近の地方の若者は、イオンモールとコンビニさえあれば、そこそこ満足っていう話もあるし!?)


---

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。快晴、無風(飯田の最低気温は-3.1℃)。

天気が朝から良かったので、本日スタッドレスタイヤに交換しました(自分で。空気圧の調整もGSで自分で、「プシュゥ!」)。

イメージ 3










































今朝6:13(↓)。

イメージ 4 
今日のストームグラス(↓)。朝から「お盛ん」。こんなに天気がいいのに結晶化が進行、もはやあてになりません。

イメージ 5






























邸内見立て洛中洛外図・部分(↓)。

イメージ 6




























下鴨(下賀茂)神社といえば、みたらし団子。

みたらし団子の “the origin” といわれる加茂みたらし茶屋さんが近くにあります。

図でもちゃんと団子が5つ串に刺さっていて、そのうちのいちばん上の団子だけがほかの4つとは少しだけ離れていて、「現物」に忠実に描かれています。

2003年の大学入試センター試験「地理A」で、次のような問題が出題されました。

イメージ 1




















「母語以外の言語で会話できる国民の割合を言語別に示した図」をもとに、オランダ・デンマーク・フランスの正しい組み合わせを選ぶという問題。

これは、業界的には「難問」として位置づけられました(誰が判断したの? たぶん正答率の低さから、でしょ)。

ヒントとしてスウェーデン・ベルギー・ドイツにおいて各言語で会話できる人の割合が示されています。

よ~くみるとスウェーデンでは英語が50%以上、デンマーク語・ドイツ語・フランス語を話せる人も5~20%います。

ベルギーでは英語・フランス語を20~50%の人が話せるし、ドイツ語・オランダ語・イタリア語でも5~20%の人が話せます。

それに対してドイツでは「特になし」の人が50%以上を占めています。

ここでいう「特になし」とは【母語以外の言語は話せない,ということ】です。それでも英語は20~50%の人が話せるとなっていますが、スウェーデンやベルギーと比較して、「特になし」の人が多いことに気付きます。

実は、このことが【オランダ・デンマーク・フランス】の組み合わせ問題にとってのヒントなのです。

つまり、スウェーデン・ベルギー・ドイツのヒントから次のことを読み解かなければなりません。

1.人口が多く,経済的・文化的影響力の大きな国は,自国の公用語以外は話せない国民が多い。

2.人口がそれほど多くない国では,複数の言語を話せる国民の割合が高く,特に交流の深い近隣諸国の言語において顕著である。

国際社会におけるプレゼンス(存在感)が、言語習得の鍵になっているということです。

その意味で言うと、選択肢の中から「特になしが50%以上」のCがフランス。

Bよりもスウェーデン語の比率が高いAがデンマーク(「北欧諸国」として括ることができます)。

残りBがオランダ(Aよりもフランス語比率が高いので、間にベルギーを挟むもののスウェーデンよりは近接しています)。

よって、正解は【③】。


そ~そ~、問題を解くのではなく、この図から日本においてマルチリンガルを増やすためのヒントを読み取らなければいけませんでした。

日本は2008年以降、人口が継続して減少する国になっています。

国立社会保障・人口問題研究所の試算でも日本の将来推計人口は、「見事」なまでに減少することが指摘されています。

いまでこそ1.2億人程度の人口規模を誇っていますが、これだけの人口規模がある故に、「国内市場」だけで何とかなっているのです。

別に外国語がしゃべれなくても何とかなるという豊かな社会・市場が日本にはあるのです。

いっぽう、上の問題で出てきているスウェーデンは人口950万人、ベルギーは1000万人程度。

神奈川県よりもちょっとだけ人口が多い独立国なのです。

国内市場が狭いのは、あきらか。

で、

どうするか?

外国に打って出る。

そのために必要なのは、外国語。

つまり英仏独との比較において「小国」であるスウェーデンやベルギー、デンマーク(人口550万人)、オランダ(人口1700万人)は、「必要に迫られて」近隣の「大国」の言語を習得しなければやっていけない---という判断がなされているからでしょう。

翻って、日本。

国内市場が収縮していく中で、「お外」で稼がなければなりますまい。

されば、「必要に迫られて」英語・中国語を習得しなければならない現実がもう「そこらへん」まで来ているのではないでしょうか、ねぇ。

-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。朝から雨で、下界が見えません。

イメージ 2





































イメージ 3








これはもう世代間ギャップという以上の情報取得差が生じています(これを「格差」と表現していいかどうかは???)。

文化庁が実施している「国語に関する世論調査」です。

イメージ 1
























10代・20代にとって、もはや新聞と雑誌は情報源としては「オワッテル」媒体のようです。

(当店の店内にも雑誌を10数種類置いてありますが、それに手を伸ばすことなくスマホやケータイを取り出して、無言でそれらを見ている若い世代のお客様をお見受け致します。きっと魅力のない雑誌を置いてあるからなのでしょうね。)

新聞業界がこぞって学校教育に“NIE(News In Education・「教育に新聞を!」)”と求める危機感を裏付けるデータです。

それを叫ぶ前に、もっと業界内でしなければならないことが山ほどあるのに・・・・(例の記者クラブ制度とか、広告関連への過剰な配慮、自主規制とか)。


----

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。


イメージ 2










































イメージ 3




Yahoo!の記事でも載っていた、リクルートの「受験サプリ」をはじめとする、スマホでも見られるネット授業。

もう、その道の先達がいたのですね。

その名は、カーンアカデミー。

公式ホームページは、こちら

英文ですが、引用します。

-----------------以下引用

With a library of over 3000 videos covering everything from arithmetic to physics, finance, and history and hundreds of skills to practice, we're on a mission to help you learn what you want, when you want, at your own pace.

-----------------引用終了

カーンさんこと、サルマン・カーン氏はバングラデシュ系アメリカ人。

彼はニューオーリンズ生まれ、HarvardでMBA、MITで数学・電気工学・コンピューターサイエンスの学位を取得したという優秀な人物(らしい)。

そんな彼(ボストン在住)にニューオーリンズのいとこから、

「数学の授業がよくわからないんだけど・・・。」

と相談を受けたところから、話は始まります。

当初は画面を共有できるインターネットサービスと電話でボストンとニューオーリンズ間での遠隔授業。

でもそれがうまくいって、教え方の巧みさから次第に口コミで彼の「生徒」が増えていきます。

それがいまや3000を越える動画共有サイトとなって、全世界に開かれている(それも無料)。


「数学って、万国共通の言語。」



-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。絵に描いたような梅雨空。

イメージ 1










































昨日の19:00頃の景色がUFOの出現っぽい!?(↓)。

イメージ 2










































4つの灯りは豊丘中学校のグラウンド照明。

雨が降るなか、霧の中で光るその灯りはちょっとだけ幻想的でした(でもあの雨の中、グラウンドで何やっていたのだろう?)

-----------------

お客様からいただいた、福井(勝山)土産「羽二重くるみ」。

イメージ 3






























羽二重餅の中にクラッシュしたクルミ。

上品な甘さといい、クルミの香ばしさとともに和菓子の王道です。

美味しゅうございました。


昨日のYahoo!トップページにも見出しが載っていたので、たぶんあちこちで話題に上っていると思われる、e-ラーニング。

-----------------以下引用

「ネット予備校」ビジネス活況 ネットで授業見放題、参入相次ぐ
SankeiBiz 2013/6/18 08:15 

大学受験対策の授業の動画をインターネット配信により低料金で手軽に見られる「ネット予備校」ビジネスが活況だ。

受験生にとってスマートフォン(高機能携帯電話)などがあれば、いつでも授業を受けられるのが人気の理由。

リクルートは今年3月、受験生向け無料会員サイト「受験サプリ」内に月額980円で、動画配信された授業を受け放題の受験基礎講座を開設し、すでに約1万人の会員を獲得した。

対する大手予備校は高付加価値をアピールしており、ネット予備校生の獲得争いが過熱してきた。

「家が経済的に厳しく、塾や予備校に通ったことがなかったが、授業を低価格で受けることができ、感謝している」。

リクルートの「受験サプリ オンライン予備校」会員となった高校3年生は、授業料を気にせずに利用できることを評価する。

同予備校は月980円を払えば、超難関大から中堅大までレベル別に5教科8科目、600以上の授業を好きなときに、何回でもスマホやパソコンで受けることができるのが売りだ。

加えて、1回60分の授業を20分ごとに区切ることで飽きさせず、分からないところは繰り返し見て、復習もできる。

テキストもPDFファイルで無料提供され、必要なだけ自宅でプリントすればよい仕組みだ。

講師陣は多彩で、大手予備校で受験生の支持を集めた人気講師などが占めており、質の維持を図る。

英語の授業で人気の肘井学先生は「高い授業料を払えない受験生の役に立てる、という理念に賛同」し、有名予備校から転じた。

リクルートが2011年に実施した調査では、65%の学生が家庭の経済事情を理由に塾・予備校に通っていないことが分かった。

リクルートが格安でサービスを提供するのは、この教育格差の解消が第一義にある。

同社は「今秋をめどに、オプションで志望大学別の授業も追加する計画」(松尾慎治編集長)で安価な授業ラインアップがさらに増えそうだ。

他社も差別化により囲い込みを図る。


-----------------引用終了

受験に直結する質の高い授業を980円/月で5教科8科目までみられるとあれば、「これだけでセンター試験対策は大丈夫!」って思う家庭も出てくるかもしれません。

見方を変えれば、進学校で受験対策に特化した授業をしている教員にとっては、強力なライバルがスマホ(やPC)の中にいるということになります。

今更、「受験学力だけが云々・・・・・・・。」

などと言っていると、目の前の結果だけを求める保護者に、その思いさえも届きません(ただ、「授業がへたな先生」とだけ生徒のフィルターを通して伝わるだけです)。

予備校の講師の皆さんは「授業だけが勝負の場」。

それで評価され契約(金と期間)されるので、そりゃあ真剣(と創意工夫)そのもの。

かれこれ20年以上前に刊行され、現在も続く「実況中継シリーズ」の衝撃が、今度は「ネット授業」によってもたらされるようになったのか!!---という印象です。

これまで「受験の奥義(要するにコツですね)」を自分の授業の中だけでしか伝授できなかった力のある先生方は、「こーゆー系」の収録カメラの前で日本中の受験生(とそれから学ぼうとしているガッコの先生方)に授業を可視化してくれるわけです。

受験生(=消費者=お客様)にとっては、いい時代になったもんです(一方、十年一日の如くの授業をしている進学校の先生にとっては、「いきなり全国大会!」です)。


-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。終日雨の予報です。県内でも大北地域(大町北安曇)には大雨警報発令中。

イメージ 1












かれこれ10年以上も前になるでしょうか、学力低下問題を指摘した『分数ができない大学生』を出版した京都大の西村和雄教授(今春から神戸大特命教授、大阪市教育委員)の研究グループがまとめた表題の報告書が興味深い。

どういう分析がなされているのかというと、

平成23年の時点で45歳以下の就業者6937人を入試別に、平均所得で比較・分析したもの。

(45歳以下としたのは、大学入試の多様化が始まった1980年代半ばに大学入学年齢(18歳)に達した者を抽出対象としたため)

で、その分析結果。

学力考査を課す入試による入学者は5162人(74・4%)、課さない入試の入学者1244人(17・9%)、その他(帰国生徒入試など)531人(7・7%)。


平均所得は学力考査ありが470万504円、学力考査なしが394万514円。


「あ~、やっぱりぃ~~。」

という結果ですね。


推薦で早々と進路を決めて、高校3年の秋以降は「やれ免許取得だ、なんのかんの・・・」という学生生活をしていた生徒と、2月3月まで受験勉強で自分を追いみ、自分の知力・体力・精神力・自己コントロール力等の限界を経験をしてきた生徒とでは、(志望大学の合否は置いておくとしても)大学入学時の学力差が生まれて、それが入学後の学力と就職、昇進にも影響を与えるということは、じゅうぶん予見できることです(高校現場での実態を見ていれば、なおさらです)。

採用する企業にとってみれば、新人ひとりを雇用する際には「人財」が欲しいですから(最近、「人材」と表さないで「人財」と書いている業界人を見かけます。それに習いました)。


-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。台風3号の影響でこれから天気が崩れる予報。

イメージ 1






和田秀樹氏といえば、その膨大な著書で受験にまつわる持論を展開しています。

文系でも「数学」がたいせつな理由を、とくとくと説かれていたり。

そんな中、『「反貧困」の勉強法』和田秀樹著(2009) 講談社+α新書 の中での一節。

-----------------以下引用

私が監督した映面『受験のシンデレラ』の小説版(小学館文庫)のほうに登場させたのが、勉強を労働だと仮定して、時給に換算してみせることである。

たとえば高校を一年で中退した子が、東大に入るために、これから二〇〇〇時間の勉強が必要だとする。

そう聞いただけで、だれだってウンザリしてしまうだろう。

だが、「いまのままだと、五〇歳になっても時給一〇〇〇円稼ぐのがやっとだ。

年収は二〇〇万円、生涯賃金で七〇〇〇万円程度だ。

でも、東大に入れば、平均生涯賃金は五億円といわれている。

二〇〇〇時間勉強するかしないかで、四億円も差がつくんだ。

四億を二〇〇〇で割ると二〇万。

つまり、受験勉強は時給二〇万円の高額バイトだと思えばいい」

などと教えられれば、子どもはたちまち目を丸くするはずだ。

お金がすべてだとは私も思っていない。

だが、こうやって社会における勉強の価値を具体的に教えることは、子どもにとって大きな動機づけになるはずである。

-----------------引用終了

いやぁ、こんな見方があるとは・・・・・・・。

以前、自宅学習双六と称して、歴史年表を活用したことがあります。

自宅学習した時間を、「1時間=1年」として、西暦で0年から2000年に向けてコマを塗りつぶしていくというもの。


「おれ、昨日で大化の改新まできたぜぇ。」

とか、

「いやいやおれはさ、カールの戴冠まできちゃったよ。」

とか・・・・。


自分としては、けっこう面白いアイデアだと思っていたのですが、その実態は・・・・・・・(追跡していないので、


「さっぱりわからない」)。


要は、「やる気スイッチ」のボタンを、どのようにしたら “ON” にすることができるかどうか、ということでよろしゅうございますか?


-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。きょうこそはひと雨きそうなり。

イメージ 1











恒例の「誤答」シリーズ・・・・・・・。

世界史のテストで「プロイセン」と書くべき所を、





















「プロテイン」と書いてありました。それ「筋肉」なんですけど、努力は認めたい(連想式記憶法で、正しい方を忘却・・・(´・ω・`)。まぁ。よくあることです)。

---

漢字のテスト問題。

「ダンマツマの叫び」を漢字に直せという問題。













優秀な男子生徒が


















 「団地妻の叫び」・・と書いたとか。

とてもまじめな生徒だったので、多分マジで間違えたんでしょう。

---

またまた漢字の書き取り問題。


 「にゅうわ」を漢字にせよ。
























「乳輪」と書いた生徒が2人。







2人とも女の子。

---

東大入試実践模試で0点という見事な点数を取ってしまった時、













偏差値が43点もあった。

ちなみにそれは化学のテストで、満点が60点、平均点8点。

生まれてはじめて0点取ったショックよりも、偏差値が43もあったことに驚愕---という地方在住の東大受験(予定)生徒の声。


-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

イメージ 1


今日は公立高等学校後期選抜試験の日。

天気が良くて、よかったですね。

毎年のように公立高校のどこかで発生する「ミス」の数々。

かつてはリスニング関連のミスが多かったものです。

・音声が流れない

・雑音が入っている

・「外」がうるさい

等々

でも近年はこのようなミスは少なくなってきたように思います。

逆に報道されるミスの類は、「凡ミス」。

慣れから生まれる思い込みや、うっかりなど。

昨年度は松代高校で「定規の配布をしなかった」というものがありました。

-----------------引用開始(強調BLOG主)

7日に実施した公立高校入試で長野県教育委員会は同日、松代高校(長野市)に おいて試験実施上のミスがあったと発表した。

ミスがあったのは、商業科の1教室で学校側で用意した定規を試験官が試験開始前に 配り忘れたもの。

2時限目に実施した数学の試験では、定規とコンパスを使用して 作図を求める問題が1問あった。

試験官は、用意した定規を教室まで運んだが、 配布し忘れたという。

教室では31人が受験していたが、数学の試験実施後に 受験生の申し出でミスに気付いた。

このため、同校を受験した117人(普通科54人、商業科63人)全員にこの問題の配点4点を付加した。 

県教委は定規は受験生が準備するよう受験票に明記していたが、試験前のチェックを省くため、3年前から学校側が用意していた。 


-----------------引用終了

強調部分って、読んでいて思わず失笑してしまいます。

試験会場(教室)まで持ってきているのに、それに気付かない・・・・・・・・・・・・・。

そういえばかつて勤務していた学校でも、私の赴任前にミスがありました。

それは、

一つの試験場(教室)だけが試験時間が5分長かった!

というもの。

試験官(教員)が必ず2人いるはずなのに、2人とも気付かなかったらしい。

過去には「信じられない」ものもありました。

数年前、丸子修学館で「前年の試験問題用紙を配布した」というもの。

問題用紙を入れておく封筒に、前年の問題用紙が残って入っていて、それを抜いておくことなく、その上に今年の問題用紙を入れて、試験室(教室)で配布。

「学検委員会」では何重にもチェックをしている「はず」なのに、そういうことが起きてしまう。

失敗学の畑村洋太郎先生ではありませんが、

「人間はミスをする生き物である」

だから、そういうことが起こることを前提にシステムを組む、制度を整える、組織を構成する。


でも、今あるマンパワーの中でそのようにしようと思うと、「一部の人」に過重な負担がかかっていくようにできているのが現実です。

夕方のローカル・ニュースでは、

今日の公立高等学校後期選抜試験では、全校で滞りなく試験が実施されました。」

映像(受験生がインタビューを受けて感想・・・・・・・)

というふうでありたいものですね。

-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。快晴+無風+視界良好(黄砂なし)

イメージ 1















今年のセンター試験関連の話題は、活水女子大学の試験会場から途中退出して、問題用紙を予備校(塾)の講師に渡した19歳の女子受験生ですが、出題された問題に関しては・・・・・。

次のような記事を発見。

-----------------以下引用

19日始まった大学入試センター試験の問題にイチローと、人気漫画「ワンピース」のキャラクター「チョッパー」が登場した。

「地理A」で「国境を越えたさまざまな結びつき」について、経済や文化活動を取り上げた出題があり、「アメリカのプロ野球チームに外国人選手が集まっている」「日本のアニメやマンガが海外で人気を集めている」の問題文を説明する写真として、イチロー選手が2012年シーズン途中まで所属していた米大リーグ「シアトル・マリナーズ」と、チョッパーの人形が置かれたカナダの書店の様子があった。


-----------------引用終了


どんな問題だったのかというと、これです(↓)。

イメージ 1





















































イメージ 3
→これが、チョッパー。



















この問題、別に写真を掲載しなくても、文章自体を多少変更すれば成立する内容です。

でもなぜ載せたのか?

1.受験生へのサービス?

2.話題づくり?

3.日本(料理・人・旅行客・文化、サブカル)が世界に広まっていることを確認させて、若い世代(受験生)に自信を持たせるため?

4.これをネタに今後の授業で、先生方にいっそうの工夫を促すため。

5.出題者がイチローとOne-pieceのファンだったから。

6.その他

勝手に思いついたことを書きましたが、この「地理A」科目で受験している生徒はどれくらいいるかというと・・・・。

たぶん2500人くらいです(昨年は2696人、一昨年までは5000人くらいいました)。

一方、この問題とは出題内容が違う「地理B」は130000人以上。

こちらの「実施結果の概要」を参照(大学入試センター資料)。

だから、わざわざ毎日新聞webで記事にするような内容でもないと思うのですが・・・・(でも、記者としては「飛びつきたくなるような」出題であるような気もします)。

因みに、正解は「②」。

アメリカ合衆国での就労ビザって、外国人が取得するためには、今でもけっこう時間と手続きとお金がかかります。

-----------------

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。何も見えません。今はさらにガスってきました(12:10現在)。

イメージ 2













↑このページのトップヘ