liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:大学入学共通テスト

1/18~19と2025年度大学入学共通テストがありました。
ネットニュースには、
①国語に「ヒス構文」が登場したと話題
②「化学」の問題に枕草子の抜粋が使われた
等の見出し。
あたしゃ、①「ヒス構文」というのが何を指すのかさえ、知りませんでした。
②は記事の問題文を見ましたが、【下線部が化学反応ではないもの】を選ぶ問題で、「枕草子」が話題になっているものの、下線部には【(蛍が)ほのかにうち光りて】と蛍の現象を指していることをわかりやすく示しているので、私でも答はわかりました(とは言え「化学」は全体的に難しかったらしい。昨年より難化とのこと)。
で、
 「地理総合,地理探究」の問題を見てみると、その解答番号3の問題(↓)。
coffeeortea
コーヒーと茶の1人1日あたりの消費量をグラフ化してあるものから、「イギリス」を選ぶという問題。
選択肢は、
・イギリス
・イタリア
・インドネシア
・中国
この4カ国が示されている①~④の中から、さて、イギリスはどれでしょう?---とゆー問題です。
なんて、身近な素材なのでしょう!
普段、コーヒーやお茶をフツーに飲んでいる受験生にとって、他所(よそ)の国の人たちはどーなのだろう?---なんて、考えて飲んでいる人、いないでしょうね。
でも、コーヒーやお茶は【嗜好品】であることを踏まえると、これはその国の経済力(=豊かさ)が反映してきていそうだと察しがつきます。
ヒントとして「日本」の位置が示されています。これは出題者のやさしさなのでしょう。
で、嗜好(品)とは、
直接、食欲を満たすための食べ物ではなく、毎日の生活にうるおいとゆとりもたらすものとして口にして楽しむ人それぞれに異なる(食べ物の)好み。(品):嗜好の対象とする、酒、紅茶、コーヒーなど。~~新明解国語事典(第八版)より。
わかりやすい、そして「毎日の生活にうるおいとゆとりもたらすもの」なんて表現を目にすると、そーゆー状態の有無がある国か、地域なのかが、お店(当店)の存亡を制すこともわかってきますね。
さて、
①イギリス、イタリアはG7でもある先進国。
②インドネシア、中国はG20でもあり、発展途上国というよりは、数段、経済成長を遂げている国。
③中国は「茶」の世界一の生産国であり(約4割以上)、日々の生活の中に茶が浸透している。
④イギリスは過去にコーヒーハウスが流行したり、そして今もアフタヌーンティーの習慣があることから、また、世界的な紅茶メーカーが何社もある。
⑤イタリアのコーヒーといえば、エスプレッソやカプチーノが思い浮かぶものの、「お茶」のイメージがしない(私見)。
これらのことから、
①イギリス(これが正解)
②中国
③インドネシア
④イタリア
とゆーふーに、なるのでしょう(たぶん)。
それはそーと、
こーゆー統計に「中国」のデータは、信憑性があるのでしょうか?
彼の国は中共に都合が悪くなるようなデータがでてくると、それを突然、発表しなくなりますからねぇ。
特にオカネがらみの経済指標なんかは、各省レベルからアヤシイという話もあるし(過去に「大躍進」が大失敗して大飢饉を経験しているのに、学んでいなさそうに私には見受けられるモンで)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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一昨日、昨日と実施された大学入学共通テスト。
受験生の皆さん、お疲れ様でした。
今日は、自己採点に追われていることでしょう。
昨年のような、東大前殺傷事件やスマートホンによる問題漏洩事件もなく、なんとか終了したみたいですね。
Deepsouthの当地でも、唯一の試験会場前では警察官の方が警備していたとか。
きっと前者を受けての対応だったのでしょう。
また、後者への対応として、今年は、持っているスマートホンを机上に出させて電源を切らせ、それを鞄に仕舞うように一斉指導したんだとか(こーゆーこと、これまでやってなかったんだ!---という驚き!)。
で、
ネットに出題に関しての記事が出ていました(こちら---毎日新聞からの転載)。

倫理に「親ガチャ」

との見出しがあったので、いざ、拝見(東進ハイスクールが47newsと連携したこちらに全教科掲載中)。
「倫理」第4問の問題文(↓)。
rinri01
rinri02
続けて下線部に関しての問題が出題されています。
GとHの会話は、記事の如く
子は親を選ぶことができず、人生が家庭環境に影響されることを意味する「親ガチャ」を連想させるような問題---でした。
会話の中には、けっこう本質的な問いかけがなされていたりします。
問題文を読んでいて、以前(4年前)、麻布中学校の入試問題に関してのブログを書いたことを思い出しました(こちら、引用ばっかりだけど(_ _))。

51万人が受験する(倫理はそのうちの○万人)大学入学共通テストは、国家規模で行う人材育成事業であり、人材発掘事業ですから、問題文にメッセージとして託した---出題者はこーゆーふーな場面を設定して「親ガチャ」を考えてほしいという意図があったのかもしれません。
ただ、
(知っての通り)受験生は、問題文(この会話文)すべてに目を通したりしません。
下線が引かれている箇所だけ見て、各々設問文に進んでいくのです。
嗚呼('A`)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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