毎月1日現在の人口を長野県で集計して、公表しています。
3月の年度末には、進学や就職で地元を離れる人も多く、人口移動が激しい月と言えるでしょう。
で、
長野県の「市」について、4年前にこんなブログを書いていて、その日のタイトルは【長野・松本・上田・飯田・佐久の順番ではなく、佐久と飯田が逆転。】というものでした。
この時の「差」は587人(佐久市のほうが多く、順位が逆転していたのでした)。
それから4年、どーゆーふーになっているのでしょう?
2024年4月1日現在の人口数は、こーゆーふーな状況のようです(↓)。
202404jinkounagano
なんと、佐久市と飯田市の差は、約3000人にまで開いているのです。
共に人口減が進んでいますが、飯田市はこの4年間で-4161人。
毎年、約1000人ずつ減っていることになります。
振り返れば、直ぐ後ろには安曇野市が人口差1034人にまで迫ってきており、この趨勢でいけば、追い抜かれるのは時間の問題です。
「佐久市には新幹線の駅もあって、東京とのアクセスがいいからねぇ。飯田市にもリニア新幹線の駅さえできれば、状況は変わりますよ!」
なんて、思っていた人は、(たぶん)それなりにいたことでしょう。
しかし、
当初のリニア新幹線の開業年、2027年を3年後に控えて、先日、公式にJR東海は2027年の開業を断念しました。
最も楽観的に見た(=開業年が早い)としても、2034年。
あと10年先です。
それもその年に開業にこぎ着けることができるのかどうかは、明言されていません。
この差は、残りの人生に与えられた時間が少ない身としては、見届けることができるのかどうか?---半ば諦めです('A`)。
飯田市の将来のグラウンドデザインも、もう一回見直さなければなりますまい。

念願だった新幹線の駅が開業した飯山市は、この4年間で19763人 → 18161人 へと1602人減少しています。
大雑把に見て、新幹線の駅が開業しても、ストロー効果(いや、スポイト効果?)で約1割も人口減になっているというこの事実。
飯田市の将来は、佐久市なのか、飯山市なのか、はたまた・・・・?

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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