今日のがっちりマンデー!!のテーマは「からくり生産ライン!」。
番組に登場したところはDENSOとマツダ。
一歩、1秒、1cmの工夫が積もり積もって、日本のモノづくりを支えているということがよ~~~~~くわかりました。
現場でなくちゃわからない、カイゼンのために必要な、「こうだったらいいのにぃ~」というリクエストに知恵を絞る、そしてそのリクエストに応える(=カイゼンに結びつけていく)力が備わっているかどうか、ナルホドと思うコトしきりの番組でした。
で、
思い出したのが、前回「熱帯林と資本主義の仕組み」について、その類似性を指摘していた木暮太一さんの次の文です。
-------------以下引用(強調BLOG主)
・・・・・「仕事を楽しもう」というセリフには、どうも納得できなかったのです。
なぜなら、仕事は仕事であって、遊びではないからです。
ゲームやデートをしているときの感覚が「楽しい」であって、仕事をしているときに同じような感覚になることは決してありませんでした。
そして、本来「楽しいこと」ではない仕事を「楽しめ!」と言われても、それは強がりにすぎず、意味がないのでは? と感じていました。
ところが、最近になってそうではないことに気がつきました。
「楽しむ」というのは言葉のあやであって、本来は「興味を持つ」という意味だったのです。
「楽しい仕事」というのは、「興味を持てる仕事」のことです。
そして、「仕事を楽しもう」というのは、「仕事に興味を持とう」ということです。
そう考えると、すべてしっくりきます。
楽しそうに仕事をしている人は、仕事をゲームのように楽しんでいるというより、仕事に興味を持っています。
「このクライアントは、どういう課題を持っているのだろう?」
「他社の商品は、なぜあれほど売れているのだろう? どこが評価されているのだろう?」
「クレーマーにはどう対応すれば、スムーズに解決できるのだろう?」
扱う商品が変わっても、同じように興味を持って仕事をしています。
一方、「仕事がつまらない」と言っている人は、仕事に興味を持っていません。
まったく同じ仕事をしているのに、
「クライアントの課題なんて、知らないよ。注文されたものを納品すればいいんでしよ」
「他社の商品なんてどうでもいい。担当している商品が問題なく売れて、怒られなければそれでいい」
「クレーマーとは一切かかわりたくない!」
この意識の差が、その仕事を「面白い仕事」にするか「つまらない仕事」にするかの差になるのです。
『僕たちはいつまでこんな働き方を続けるのか?』 木暮太一著(2012) 星海社新書
-------------引用終了
今日の午前中、コーヒー豆の焙煎をしました(お昼からの営業でも、店内にはそのニオイ(香り)が残っています。どうもすみません)。
手回しロースターをただただ回し続けるという単純作業なんですが、
0.混合焙煎時のブレンド比率
1.火加減
2.回転スピード
3.今日の気温と湿度
4.はぜる音の微妙な違い(変化)と焙煎時間
5.焙煎した後の冷やし方の工夫
等々、あ~でもない、こ~でもないとカイゼンの余地があっちにも、こっちにも。
だから、オモシロイんでしょうね。
これを、「回して、焼けたらいいんでしょ」程度にとしか捉えていなかったら、いいものは生まれない。
この場合も「おいしいコーヒーに興味がある」という点で、木暮氏のいう「仕事に興味を持つ」括りの共通項に入っていますo(^-^)。
「そのためには、次はこうしてみよう、ああしてみよう。」
そーゆーことが「楽しみ」に感じられる → お客様の反応も良好 ---だったら、もっとよし。
まだまだ、ですね。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。快晴、「お外」の席もご用意済み。

今日のストームグラス(↓)。
