昨晩のEテレ・オイコノミアのテーマは「世代間格差」。
「低予算番組なんですが、今回は番組初の50人アンケートをスタジオで実施します」とニコニコ笑って話していました by 大竹教授o(^-^)
「努力」が報われるかどうか・・・・・、コネとか運によって左右されることのほうが「努力」することよりも、人生には多い・・・・・・・。
10歳刻みの世代間で、このアンケート結果に差が出ていました。
で、
思い出したのは、『新世代努力論』 イケダハヤト著(2014) 朝日新聞出版
イケダ氏は次のような場面を想像で記しています(彼は1986(昭和61)年生まれ)。
-----------------以下引用
戯画的に表現してみましょう。
バブル世代の上司Aさんと、ゆとり世代の新人Bさんが登場人物です。
上司のAさんは好景気の最中に営業マンとして入社し、トップ営業マンとして高い成績を残すことに成功しました。
彼は実直に努力を重ね、独自の営業ルートを開拓していったのです。
さて、最近入社したBさん。
Aさんの目から見ても、それなりに頑張ってはいるようですが、どうも成績が思わしくありません。
社内の噂によれば、どうも転職も視野に入れているとか。
なるほど確かに、Bさんは自分が若かった頃より残業していないし、飲み会に誘っても来ないことがある。
愛社精神と努力が、少し足りないのではないか……さっさと帰るのは、転職活動をしているからではないか……。
面倒見のよいAさんは、Bさんにさらに飛躍してもらうために、アドバイスをすることにしました。
いわく「Bよ、お前は頑張っているけれど、オレが若かった頃はもっと頑張っていた。
実際、成績もお前より格段によかった。
Bはとても器用なヤツだと思うから、もっと色々な工夫をしたらいいんじゃないか?
あと、営業マンは社内の関係も大事だから、飲み会も仕事のうちだと思ってくれ」。
Bさんは上司・Aさんの善意を感じ取りつつも、心底、うんざりします。
「あんたが若かった頃とは時代が違うんだよ……オレだって、バブルの時代だったら営業成績よかっただろうし。
今はクライアントも厳しい時代なんだって。
もっと頑張れっていうけど、労働時間が長過ぎて、同期のCはうつ病になって辞めていったよ……。
うちの会社だって先行き怪しいじゃないか。
社内の人脈を手入れする暇があるなら、同業他社の若手の勉強会に参加したり、語学の勉強をした方
が断然いいでしょ……これだからバブル世代は……」
そんな本音は巧みに隠し、器用なBさんは「わざわざお時間を取っていただき、貴重なご意見をありがとうございます!とても参考になりました!早速今日から改善してみようと思います」と一礼してAさんの元を離れます。
Aさんは「よしよし、伝わったかな」とひとりご満悦。
自分の論理がまったく受け入れられていないことも知らずに。
-----------------引用終了
Q:あなたの通った小・中学校には二宮金次郎の像がありましたか?
これも多少、差異が見られました。
で、
番組最後に衝撃の画像が・・・・・・・。
二宮金次郎像は、薪(たきぎ)を背負って(背負子で)手には本、それで歩いている場面ですよね。
ところが、最近は
背負っている薪(背負子)を地面に置いて、その横に座って本を読んでいる二宮金次郎の像
が実際にあるのだそうで、その画像を紹介していました。
なんでも、「歩きスマホ」はあぶないので、それへの教育的な配慮---らしい。
(来週は、後編。)
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

南アルプス、積雪です(↓アップ)。右:赤石岳、左:荒川岳。

今日のストームグラス(↓)。これだけ青空なのに・・・・・・・。
