liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:就職

昨晩のEテレ・オイコノミアのテーマは「世代間格差」。

「低予算番組なんですが、今回は番組初の50人アンケートをスタジオで実施します」とニコニコ笑って話していました by 大竹教授o(^-^)

「努力」が報われるかどうか・・・・・、コネとか運によって左右されることのほうが「努力」することよりも、人生には多い・・・・・・・。

10歳刻みの世代間で、このアンケート結果に差が出ていました。

で、

思い出したのは、『新世代努力論』 イケダハヤト著(2014) 朝日新聞出版

イケダ氏は次のような場面を想像で記しています(彼は1986(昭和61)年生まれ)。

-----------------以下引用

戯画的に表現してみましょう。

バブル世代の上司Aさんと、ゆとり世代の新人Bさんが登場人物です。

上司のAさんは好景気の最中に営業マンとして入社し、トップ営業マンとして高い成績を残すことに成功しました。

彼は実直に努力を重ね、独自の営業ルートを開拓していったのです。

さて、最近入社したBさん。

Aさんの目から見ても、それなりに頑張ってはいるようですが、どうも成績が思わしくありません。

社内の噂によれば、どうも転職も視野に入れているとか。

なるほど確かに、Bさんは自分が若かった頃より残業していないし、飲み会に誘っても来ないことがある。

愛社精神と努力が、少し足りないのではないか……さっさと帰るのは、転職活動をしているからではないか……。

面倒見のよいAさんは、Bさんにさらに飛躍してもらうために、アドバイスをすることにしました。

いわく「Bよ、お前は頑張っているけれど、オレが若かった頃はもっと頑張っていた。

実際、成績もお前より格段によかった。

Bはとても器用なヤツだと思うから、もっと色々な工夫をしたらいいんじゃないか?

あと、営業マンは社内の関係も大事だから、飲み会も仕事のうちだと思ってくれ」。

Bさんは上司・Aさんの善意を感じ取りつつも、心底、うんざりします。

「あんたが若かった頃とは時代が違うんだよ……オレだって、バブルの時代だったら営業成績よかっただろうし。

今はクライアントも厳しい時代なんだって。

もっと頑張れっていうけど、労働時間が長過ぎて、同期のCはうつ病になって辞めていったよ……。

うちの会社だって先行き怪しいじゃないか。

社内の人脈を手入れする暇があるなら、同業他社の若手の勉強会に参加したり、語学の勉強をした方
が断然いいでしょ……これだからバブル世代は……」

そんな本音は巧みに隠し、器用なBさんは「わざわざお時間を取っていただき、貴重なご意見をありがとうございます!とても参考になりました!早速今日から改善してみようと思います」と一礼してAさんの元を離れます。

Aさんは「よしよし、伝わったかな」とひとりご満悦。

自分の論理がまったく受け入れられていないことも知らずに。

-----------------引用終了

Q:あなたの通った小・中学校には二宮金次郎の像がありましたか?

これも多少、差異が見られました。

で、

番組最後に衝撃の画像が・・・・・・・。

二宮金次郎像は、薪(たきぎ)を背負って(背負子で)手には本、それで歩いている場面ですよね。

ところが、最近は

背負っている薪(背負子)を地面に置いて、その横に座って本を読んでいる二宮金次郎の像

が実際にあるのだそうで、その画像を紹介していました。

なんでも、「歩きスマホ」はあぶないので、それへの教育的な配慮---らしい。

(来週は、後編。)

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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南アルプス、積雪です(↓アップ)。右:赤石岳、左:荒川岳。

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今日のストームグラス(↓)。これだけ青空なのに・・・・・・・。

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7月頃に話題になっていた話です。

どういう内容かというと、「尊敬できる上司がいれば退職リスクは減少する!」というもの。

日経ビジネスでこの調査をしたジェイックの佐藤社長へのインタビュー、その発言ポイントは次の通り。

-----------------以下引用(強調BLOG主)

佐藤:私どもの調査からは、「退職を考えたことがある」と強く関係する3つの要素が浮かび上がってきました。

 1つは、「職場に『将来こうなりたい』と憧れる先輩、上司はいますか?」という質問です。

「尊敬する先輩・上司が3人以上いる」という新入社員の84%が「退職を考えたことはない」とする一方、「尊敬する先輩・上司が1人もいない」という新入社員の70%が「退職を考えたことがある」と回答しています。

つまり、尊敬する先輩・上司の存在が退職リスクを押し下げているんですね。


 2つ目は、「上司が自分の成長に関心を持っていると感じるか」

「強くそう思う」という人の82%が「退職を考えたことはない」としているのに対し、「そう思わない」という人の62%が「退職を考えたことがある」と答えています。

尊敬している先輩・上司の存在と同様に、強い関係を示しています。

(中略)

佐藤3つ目は「今の会社で今後、活躍できると思いますか」という質問です。

「強くそう思う」という人では、実に85%が「退職を考えたことはない」と回答しています。

反対に、「そう思わない」という人の69%が「退職を考えたことがある」という。

-----------------引用終了

仕事ができるだけの上司ではダメのようです。

「オレの背中を見て、後をついてこい!」的な昭和の風景は、遙か彼方でもう見えません。

ちゃんと新入社員ともコミュニケーションが取れて、新入社員から信頼され、その新入社員がこの会社で成長できると実感するように指導できること。

上司としては、自分が新人だった頃の経験はもう、役に立ちません。

求められる能力は、再び自分を教育していく力でもあるわけですね。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今朝は飯田でも最低気温が10℃を切りました(9.4℃。因みに軽井沢は4.3℃)。

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今日のストームグラス(↓)。こんなに天気がいいのに、結晶は大賑わい。

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先日の週刊文春の新聞広告拒否にはじまり、池上彰氏のコラム掲載拒否等々、朝日の「終わりの始まり」を感じさせるような迷走が続いています。

で、

ネットを見ていたら、烏賀陽弘道氏と窪田順生氏による対談に辿り着きました。

お二人とも、朝日新聞へ記者として入社、(窪田氏は途中入社、前職あり)現在は退社してフリーランス、ノンフィクションライターをされています。

「あぁ~、( ^.^)( -.-)( _ _)。」という感想を抱いてしまうのでした。

-----------------以下引用

――朝日新聞にはどのような経歴を持つ記者が多いのでしょうか。

烏賀陽:僕が朝日新聞に就職してものすごく違和感を覚えたことは、朝日社員の2世が多いこと。

また東大教授の息子・娘がものすごく多かった。

彼らを見ていると、“閨閥”のように感じましたね。

この人たちはすでに世襲の特権階級であって、王様の周囲にいる貴族のようなもの。

決して一般市民ではない。そういう人たちの発想は悪気がないんですが、一般市民の考えとは乖離している。

窪田:ごくごく自然に、ちょっとズレていたりする。

烏賀陽:市民は「新聞なんて購読していません」と言っているのに、貴族は理解できない。

「新聞を読まないで、どうやって暮らしていくの?」

「朝刊と夕刊、きっちり読んでないのと?」などと、真面目に言っていたりする(笑)。

もしくは「おかしいかも」と思いつつ、そういう前提で新聞をつくってしまってやめられない。

(中略)

烏賀陽日幹部の息子、東大教授の息子、中央官僚の息子……そして東大卒がやたらと多い。

『AERA』編集部にいるとき、皇太子さまが雅子さまとご成婚されたので、雅子さまを取材しようということになった。

編集部会議で「この中に、雅子さまと東大で同級生いる?」と聞いたところ、4人も手を挙げたんですよ。

そして「オレは雅子さまにノートを借りた」「デートに誘った」など、いろんなエピソードが出てきた。

こんな感じだったので、そのときの『AERA』の報道は独走状態(笑)。他社の追随を許さなかったですね。

(中略)

烏賀陽:朝日新聞の記者は大学を卒業し、すぐに就職した「朝日純血種」が多い。

なので雑誌またはフリーで活躍してきた人が入ってくると、「卑賤なモノが嫁入りしてきた」みたいに思っちゃう(笑)。

本来、できる記者がやってくれば大歓迎しなければいけないのに……。

例えば窪田さんは朝日新聞に就職して、すぐに岐阜支局に配属された。

これは会社の論理で動いているだけで、いわば“資格”のようなもの。

「地方支局を経験していないと社内資格不足」といった感覚があるんですよ。

窪田:ですね。

烏賀陽:だいたい記者同士の初対面の会話は「初任地はどちら?」と聞く。

その背景には支局閥・本社閥のようなものがあるんですよ。

人脈もそこから派生する。

それは記者のスキルとは全く関係なくて、“血筋や家柄”といった「身分」のようなもの。

戦前の商家のような前近代的な発想と資本主義の給与体系がごちゃごちゃになって、隠微な差別になっていますね。

(後略)


-----------------引用終了

そういえば、大学時代にS君という知人がいて、彼は朝日新聞に記者として入社しました(確か初任地は松山支局)。

文学部だったので教員になる人が多かったのだけれど、そんな中で彼はちょっとだけ異色な経歴を選んだわけです(そんなにキレるような雰囲気は無かったけど、ルックスも・・・・まぁこれは関係ないですね)。

後になって聞けば、彼の御尊父は某国立大学教授(東大ではない)だったそうな。

(そんなことを持ち出すのは、guess下衆の勘ぐりですが、上のような対談を読むとねぇ~~~。)

さてさて、

ここのところ朝日新聞は毎年-30000部ずつくらいのペースで、出版部数を減らしてきている(らしい)。

新聞というエスタブリッシュメントが、実はじわじわと足元から揺らいできているのですが、その最上位にいるエリートの皆さんは、自分たちの足元がどーゆーふーによって立脚させてもらっているのか、あまりにも不遜ではないでしょうか。

個別宅配制度に支えられたシステムがあたりまえだと思っていたり、「押し紙」を販売店に押しつけて、部数を水増ししたり(特に読売)、販売報奨金で釣ったり、「現場」に今や難問が山積・・・・・・・。

「新聞休刊日」が統一されていることも、不自然です。

もう、制度疲労は明らかです。無くてもいいのでは?---と思ってみたりします。

その最大のものは、ご存じ「記者クラブ制度」。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。ぼけてますが、結晶はキレイ。

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結晶、アップ(↓)。

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これまた、昨日の続き。

旭酒造「獺祭」、桜井社長が新入社員をみていて思ったことと、贈るメッセージ。

-----------------以下引用

桜井:特に新入社員を見ていて、学校にスポイルされて来てるんだなあと感じるんですよ。だから、彼らには必ず3つのことを言います。

第1に、分からなかったら調べたり、どうしても100メートル競走で勝ちたいなら前日に10メートル先に行く準備をしておくこと。

第2に、敗者復活戦は必ずあるから、まだまだ取り戻せるということ。

第3に、体育会系の子も多いので、スポーツでは反則スレスレのプレーがあるけど、一般社会で法律に触れないギリギリならいい、というのは許されないし、旭酒造では受け入れられないから改めろ、ということ。

入社を機に、新たな気持ちでやる気になってもらいたいと思っています。

-----------------引用終了

3つめなんですが・・・・。

洋モノワードとして「コンプライアンス」とか「コーポレート・ガバナンス」が叫ばれるは~~~るか以前より、日本には、

三方よし by 近江商人

という言葉があるではないですか。

いま、「三方よしを世界に広める会」というのもあります。→公式ホームページ

アメリカ流のビジネススクールで学ぶMBA取得よりも、日本の商習慣の中に哲学があるように思うのです。

(ましてや、中国、インド、イスラム社会における商習慣って、必ずしもアメリカ流ビジネススクールの合理主義ではない世界、なんでしょ? よく知らないけど・・・・・・・。)


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。飯田市時又の花火大会、今日なんだけど大丈夫・・・・か?

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今日のストームグラス(↓)。

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昨日の「マニュアル」がらみで思いつくのは、無印良品の店舗で使うマニュアル「MUJIGRAM(ムジグラム)」。

これは業務ごとに13冊に分かれ、全てを併せた総ページ数は2000ページ超の「無印良品」の財産ともいうべきマニュアル集。

これを作ったのが(株)良品計画の現・松井会長。

その松井会長が旭酒造の桜井社長との対談で、次のような発言。

-----------------以下引用(引用終了)

松井:当初、海外に送る人材は、もっぱら語学力を重視して選んでいたのです。

しかし、語学力より、自分で考えて行動できることのほうがずっと重要だとわかって、今は人選が変わりました。

現在、当社の海外売り上げ比率は2割強にすぎませんが、海外拠点には30代後半を中心に優秀な人材を積極的に登用しています。

そのぐらいの年齢で半年~1年も現地で過ごせば、言葉なんてみな話せるようになります(笑)。

桜井:私たちもかねてグローバルに販路を拡大してきまして、今秋にはパリで<獺祭>のレストラン&ショップを出す予定です。

そこの常駐担当者も、英語やフランス語はまったく話せないのですが、何があってもヘコたれなさそう、という基準で選びました(笑)。

松井:本当にそれがいいですよ。

海外では思うように運ばないことばかりですから、いちいち本社にお伺いをたてたり、失敗して思考停止したりせず、自分で考えて行動できる人でなければ務まりません。

でも、そうした修羅場経験があとで役に立つんですね。

今では、課長クラスは全員に海外を経験させるため、毎年20人、3ヵ月ずつ送り込んでいます。

そうすると、海外での大変さをみな垣間見ますから、戻ってから海外拠点の注文や問い合わせがあったときに、相手の立場に立って迅速に対応することにもつながります。

-----------------引用終了

「現場」ではムジグラム、でも幹部の登用・育成システムにおいては、自分で考えて行動できる人。

無印良品も「がっちりマンデー」に登場しているので、その「手の内」はお客である私たちにもわかっているような気にもなりますが、いやいやどうして、ムジグラムは毎月30カ所くらい更新されていて、進化しているらしいです。

その進化は“Customer first”の方向で、でしょう。

勉強になります。

じゃあ・・・・・・・、

当店は、というと・・・・・。

実は、ちょこちょこって「一部改変」されています。

開店以来、ず~~っと変わっていないところもありますが、「あれ、どこいっちゃったの?」というものも相当数あるはず。

(過去の“one of them” に登場しているのに、今は無きグッズは、数知れず。)

不易流行?

ただの気まぐれなのかもしれません。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。諏訪湖の花火大会、大丈夫?(昨年は途中雷雨で中止だったし)

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今日のストームグラス(↓)。

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藤原和博氏は元・杉並区立和田中学校校長として、「その道」では超有名人です。

でも、どうして彼は「校長会」に入っていなかったんでしょう?

入っていなくもナンとでもなるということなのでしょう、きっと校長会っていう存在は。

そんな氏が、日経ビジネスのインタビューで語っていた、「お金と労働」に関しての話が、なんともはや、「労働力はコスト」丸出しの裏返しとしての労働者のあるべき姿(こーゆーふーに自分に付加価値を付けろ!)に言及していて、オモシロイ。

-----------------以下引用(強調BLOG主)

藤原給料から労働時間を割ると、多くの人は3000~5000円くらいなんですよ。

家庭教師でサラリーマン並みの時給をもらっている人は多い。そう考えると、サラリーマンの時給って高くない。

会社の取締役になったAさんは、年収2000万円もらっている。

身を粉にして、年間4000時間(月20日働いて、労働時間は1日16~17時間)働いたとすると、時給は5000円

朝も夜も働き続ける……といった生活ですよね。

常務取締役から「Aさん、すぐに来てください!」と呼び出されたら、飛んでいかなければいけない(笑)。

高度な専門技術をもった人で、時給は1万~3万円くらい。弁護士が3万円くらいですね。ちなみにマッキンゼーで働くシニアクラスのコンサルタントは時給8万円ほど。

土肥:おおー。

藤原:このように考えると、日本人の時給は800円から8万円くらいの幅がある。

なぜ100倍もの差が生まれるのか。100倍の差があるには、ワケがあるんですよ。

土肥:ど、どんなワケですか?

藤原中学校でも同じような授業をしたことがあるのですが、自分のナニを変えると時給が800円から8万円になるのか。

中学生に聞いたところ「大変さ」「社会貢献度」といった答えが返ってきました。

でも、そういったことではないと思っています。

「大変さ」だったらマクドナルドのアルバイトの仕事も大変。

「マッキンゼーのコンサルタントが一番大変」と言えるかもしれませんが、そうとも言えない。

結局のところ、“レアであるかどうか”だと思うんですよ。

時給というのは、需給の相場で決まってしまう。

どのくらい希少性があるのか。

医者や弁護士の時給は3万円、世界の経営者にインパクトを与えるコンサルタントは極めてレアなので、時給8万円をもらっている。

そのレアさをどのように演出していけばいいのか。

こういったことについて、学校では教えません。

親も教えません。

せいぜい「弁護士になれ」「医者になれ」といった程度のことしか言いませんよね。

-----------------引用終了

「レアになる」例えとして、

何らかの領域で100人に1人の存在になるだけではなく、もうひとつの領域でも100人に1人の存在になる。そうすると100*100となり、「自分のレア感」がアップするのだと。

ただ他人がつくった土俵で戦うのは難しいので、自分の得意分野を混ぜて、自分だけの土俵を掛け合わせることがポイントなのだそう。

お金をすべてのモノサシにした中学校の授業って、リアルで具体的なんだけど、たぶん誰もが「それだけじゃないでしょ、働くことって!」と思うはず。

何か足りないんですよ、彼の話。

以前、土屋賢二センセイの連載エッセイ「土屋の口車」(「週刊文春」 2012.0329号)で次のような話を書いていました。

-----------------以下引用

ある老人の家の前の路地で少年たちが毎晩、空き缶を使ってクリケットをしていた。

騒音に悩まされた老人は少年たちを呼び集め、自分は年金生活で、若者がクリケットをするのを見るのが何よりの楽しみだと言い、一人五十セントずつ払うから毎晩やってほしいと頼んだ。

次の晩、クリケットをした少年たちに五十セントずつ払った。

二日目、老人は、年金暮らしで家計が逼迫しているから四十セントにしてくれと頼み、少年たちは同意した。

三目目、思わぬ出費があり、三十セントで我慢してほしいと言い、四日目には、年金が届かなかったので五セントずつしか払えないと言った。

少年たちは「たった五セントぽっちでやってられるか」と腹を立て、次の日からクリケットをやめてしまった。

少年の動機を「好きだからやっている」から「金目当て」にすり替え、「報酬や好待遇と引き換えでないとやってられない」と思い込ませれば、自発的にやろうという気を奪えるのだ。

-----------------引用終了

数あるものの中で、どちらかというと自分は「好きだからやっている人」もいるし、「お金で動く人」もいるし、人それぞれ。これまでのニッポンはたぶん前者のほうが多かったように思う。

が、

今は、「う~~~、どうなんでしょう(長嶋茂雄ふう)?」


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今日も暑くなりそう。

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今日のストームグラス(↓)。結晶量が少なくなりました。

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昨日の飯田の最高気温は36.8℃(14:42)。で、当店玄関前の13:57時点で温度計が示していた値は・・・・・・・(↓)。

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学生や若手人材の就職・転職支援、ベンチャー企業の採用支援をビジネスにしている会社、スローガン。

知る人ぞ知る!? 優良ベンチャーに限定した採用市場のマッチングビジネスを手がける会社。

じゃあ、スローガン社、自社の採用に関してはどうなのだろう?

そこには「信念と世界観をもて」と題された伊藤豊社長からの熱いメッセージが、ば~~~~~~~~~ん!!!

以下引用します。

-----------------以下引用(強調BLOG主)

未来は明るいとうそぶくつもりもなければ、好きなことをやればいいなどと無責任なことを言うつもりもない。

今、世界中に問題が溢れていること自体がグッドニュースだ。

そう。

問題が溢れている世界に身を投じ、問題を解決するプロセスで自己を成長させながら、自らが信じる世界観を実現していく。

仕事ってそういうものじゃないか。

ワクワクする世界観も持たずに「まず大企業に入る方が転職を考えても有利」とか「人脈もスキルも身につくからまずは大企業へ」とか、いかにも正論らしきものに従い、安易に大企業に就職していく人が相変わらず多い。

大企業への就職を否定するわけではないが、自らの未来に対して信念のない、世界観なき仕事をする人が増えることに強い危惧を持たざるをえない。

もっと問題について知り、知識と教養を獲得すれば、自分に自信が持てるし、世の中をこう変えていきたいという信念が生まれるはずだ。

信念に基づき世界観を持てば、有名企業に就職することを目指すだけのつまらない就職活動がバカらしく思えるだろう。

我々が目指すのは、そんなたくましい若者を増やすことだ。

自分の履歴書をキレイにしようとレジュメビルディングばかり考えるズルくてツマラナイ人間を減らすこと。

世の中を良い方向に変えたい、そのためにどんな問題にアプローチすれば良いのかを真剣に考え、勉強し自らを高める努力をし、未来は自分たちで創るものだと考える人を一人でも増やしたい。

スローガン株式会社 代表取締役社長 伊藤豊

-----------------引用終了

斯く言う伊藤社長も日本IBMへ入社した経歴をもつ。

ただ、

3年目に社内公募制度に応募して、社員30人ほどの関連会社(会計ソフト作成業務)へ出向。

そのときに感じたのは、

「本社は社内の仕組みの完成度が高く、若手が自主的に取りかかれることがなかった。でも、この小さな会社にはやることがいくらでもある。問題だらけってすごい、それはチャンスに満ちていることだ。」

この感覚を社会に向けて敷衍していけば、そこには「やることばかり!」

これって、社会起業に繋がるスタンスです。

優秀であればあるほど、そのへんが見えてくるものなのでしょう。

世の中の変革期って、こーゆー人財が必要なのはどこでも一緒。


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今日の南アルプス(↓)。

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今朝の6:08、南アルプス。雲のイタズラでしょう(↓)。

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濃淡の違う雲が、あたかもそこに「山」があるような幻想空間を構成。

6:43にはもうありません(↓)。

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今日のストームグラス(↓)。

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ちょうど1年ほど前の瀬戸久美子氏のコラムです。

-----------------以下引用

最初は誰だって何も知らない状態からスタートします。ですから、次のような形で地道なコミュニケーションを心がけましょう。

 「2日前に話したことを覚えているかな。君がその時の話をどう理解したか、説明してほしい」

 新人の答えがあなたの認識と合っていたら、こう続けましょう。

 「その認識で間違いないね。では今日時点での見通しはどうだ。もし難しいと思っていたり、できそうにないと感じていたりするなら、どうすべきか一緒に考えよう」

 新人の答えがあなたの認識と合っていなければ、こう話してみてください。

 「なるほど。君はそう認識していたんだな。残念だが、それは私の意図とは違う。そもそもの意図はこういうところにあって…」と改めて意図を説明する。

(中略)

 いくら素晴らしい リソースが揃っていても、適切な指導やコミュニケーションがなければ人は育ちません。

その一方でどんなに厳しい労働環境でも、生き生きと働くリーダーがいて、彼らなりの言葉で夢やビジョンを語っている組織では、人も相応に成長します。

 どんなことも新人のせいにするのではなく、まずはあなたが変わりましょう。

理想的なロールモデルになれば、あなたが起点となって会社も変わっていきます。

-----------------引用終了

上司の皆さんのご心労、お察しいたします。

自分を基準に見るくせがついている上司だと、キビシイでしょう。

でも目の前の新人を育てることで、その新人の成長が自社にとっても成長していく原動力になるのだったら、4月の今って、上司にとって地道な「忍耐」を要するコミュニケーションの時期なのですね。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。霞んでいます。

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今日のストームグラス(↓)。

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お店に置いてある雑誌に「日経WOMAN」があります。

日本経済新聞社が発行している雑誌なので、ワーキングウーマンそれもアラサー~アラフォーあたりを読者に設定しているようです。

巻頭に「妹たちへ」という連載企画があり各界で活躍している女性が3回にわたって(3ヶ月連載)自分史を振り返り、「妹たち(=日経WOMAN読者)」へメッセージを掲載するという内容。

読者のロールモデルとなるような先輩女性たちからのメッセージは、男の私が読んでも「ためになる」言葉が多い。

この連載が単行本になっています。

ただ、本にするためにはある程度まとまらないとだめなので、

『妹たちへ』が出版されたのは2005年、『妹たちへ2』の出版は2010年。

だいたい5年に1回のペースで出版されるみたいです。

で、

『妹たちへ』に載っていた橘フクシマ咲江さんのmessageが、今日入社したフレッシュマン・フレッシュウーマンにとって、けっこういい話だと思うので、引用します。

-----------------以下引用(強調BLOG主)

最後に「妹たちへのメッセージ」として送りたいのは「自己責任が大事。何でも他の人や周囲のせいにせず、人生における成功の定義も自分で作って」ということである。

つまり、「こうすれば成功する」というマニュアルはない。

私の人生を振り返っても、決して、「杜長になるには。一番になるには」と思って仕事をしたことはない。

人との出会いでいただいた機会に感謝し、精一杯努力をしてきたに過ぎない。

唯一心がけてきたつもりなのは、「人とではなく昨日の自分と競争する」こと。

そして「昨日の自分より一日分賢くなるための努力」である。

どういう仕事であれ、与えられた仕事を充実させる自己努力をしていれば、いずれ自分の人生の「成功」という定義が見つかるような気がする。

(二〇〇四年九月号~十一月号掲載)

-----------------引用終了

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。布団干し日和。

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今日のストームグラス(↓)。

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「名言集」の中に必ず入っている、マジック・ジョンソン(プロバスケットボール選手)のことば(自伝のあとがきに記されていたものらしい)。

-----------------以下引用

「お前には無理だよ」と言う人のことを

聞いてはいけない。

もし、自分で何かを成し遂げたかったら、

できなかったときに、他人のせいにしないで、

自分のせいにしなさい。

多くの人が、僕にも「お前には無理だよ」と言った。

彼らは、君に成功してほしくないんだ。

なぜなら、彼らは成功できなかったから。

途中であきらめてしまったから。

だから、君にもその夢をあきらめてほしいんだよ。

不幸な人は不幸な人を友達にしたいんだよ。

決してあきらめては駄目だ。

自分のまわりをエネルギーであふれた、

しっかりした考え方を持っている人で固めなさい。

自分のまわリをプラス思考の人で固めなさい。

近くに誰か憧れる人がいたら、

その人のアドバイスを求めなさい。

君の人生を変えることができるのは君だけだ。

君の夢は何であれ、それにまっすぐ向かっていくんだ。

君は、幸せになるために生まれてきたんだから。



原文でも(↓)。

Don't let anyone tell you what you can't do.

If you don't succeed, let it be because of you.

Don't blame it on other people.

A lot of people doubted me, too.

Some people don't want you to make it, because they're not going to make it.

They've give up, so they want you to give up, too.

As the saying goes, misery loves company.

Don't give up!

Surround yourself with people who are energetic and disciplined.

Surround yourselves with ambitious, positive people.

If there are adults you admire, don't be afraid to ask them for help and advice.

Because you were born to be happy.

Because you were born to be happy.


-----------------引用終了

これまで学校で教えられてきた前提が役に立たず、そーゆーものは「箱庭」での論理だったと思いましょう。

むしろ理不尽なことが当たり前、ということがデフォルトである地点からスタートすると、学ぶことばかりです。

それを古人は、

若い頃の苦労は、カネを出してでも買え

と申しました。

あながち間違っていないように思うのですが、ここでは単なるブラック企業は含まれません。

ムーギー・キム氏も、

「そもそも仕事とはこのくらいの量を、このくらいのスピードで、このくらいの長時間やるものだ--という厳しい認識が、新卒で入った会社によって職業観のデフォルト設定がなされるのだ。

おかげさまで、その後出くわす大抵の仕事が、早送りか3倍速でDVDを見た直後に普通のスピードで再生したお笑い番組を見たときと同じような感覚を覚えることがある。

まだ頭脳も柔らかく吸収力の高い20代前半・中盤で、たとえ理不尽なことが多くても、学ぶことの多い職場で働けることは、毎月もらえる多少高めのサラリーや毎年のボーナスよりも、貴重な報酬ということができるだろう。

20代は目先の給料よりも“何を学べる職場か”というのを重視すべきなのは、30代になったら大抵、“何をこなせるか”でしか転職ができないからでもある。」

これって、

自分の適性とか将来ビジョンとか、まだまだわかっていない20代前半で歩んだキャリアが、その後の自分のキャリア観へ及ぼす影響が大きい--ということ。

まずは、ご就職・進学おめでとうございます。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。これから天気は崩れてくるみたいです。

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今日のストームグラス(↓)。

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