NHK+で過去の放送回を視聴していた中に2024年10月22日の「クローズアップ現代(クロ現)」がありました。
この日のテーマは、「美食」が地方を救う!? ガストロノミーツーリズムの新潮流
冒頭で日本の「地方」にあって、(外国人に向けて)魅力を秘めたお店が日本地図上にプロットされて紹介(↓)。
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司会の桑子アナの口からは「日本の英字新聞社が選んだ、日本発信のレストランセレクション(=地方の魅力あるレストラン)」としか紹介されません。
そう、
何て言う新聞社なのか、そして、紹介されているお店は、いったいどこなのか?
具体的な名称を言わないのですよ。
でも、赤矢印の先にはちゃんと【The Japan Times Destination Restaurants】と記されていました(出典元の表示は必須ですから)。
私が気になったのは、青矢印の先。
この場所って、飯田市っぽい。
アップ(↓)。
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あぁ、やっぱり飯田市にあるお店のようです。
で、
出典元を検索、検索。
どーやら、こちらのようですね。
“日本人が選ぶ、世界の人々のための、日本のファインダイニング・リスト”として2021年に発足し、毎年10店を選出しているとのこと。
選考対象となるのは「東京23区と政令市を除く」場所にある、あらゆるジャンルのレストラン。
①「日本の風土の実像は都市よりも地方にある」と考えること。
②「地方で埋もれがちな才能の発掘を目指す」こと。
③「既存のセレクションとの差別化を図る」こと。
以上3点から、あえてエリアを地方に限定している。---こーゆー基準だそうです。
過去のアーカイブをみてみると、あっ、ありました、2021年の第1回に選出された中に、飯田市の「柚木元」さんが。
こーゆーふーなところで選ばれたわけだから、きっと、地元紙でも紹介されているだろうと思って、「ポチッ!」とな、をしてみると、
あ~ら、今年1月また別の受賞記事(↓)。
柚木元が全国で最高の「金」受賞  食べログアワード  日本が誇る「おいしい店」
私が知らないだけで、こーゆーふーな全国区、いや、もう全世界の外国人を対象にしたファインダイニング(柚木元さんは日本料理店)が、地元にもあったのですね。

「クロ現」では、
富山の過疎の村や札幌から車で4時間かかる町に海外の富裕層が訪れる。
目的は“美食”。
食を通じてその土地の文化や歴史に触れる「ガストロノミーツーリズム」という観光で、世界の市場規模は100兆円に上る可能性もあると試算されている。
日本はコンパクトな国土に多様な食文化が集まり、世界の美食家たちからは「聖地」と呼ばれるまでに。
地域に”想定外”の経済効果を生むなど、国も注目。
新時代の日本の観光の可能性を探る。---という内容(公式サイト)。

紹介されるアレコレからは、示唆に富んだ(=真似できそうもないものやできそうなものも含めて)学びがありました。
スタジオに招かれたゲストの柏原光太郎さん(日本ガストロノミー協会会長)の番組最後の提案、

「イベントよりもワンボックスカーを50台」

過疎の村でファインダイニングがオープンしていても、最寄り駅からの「足」、二次交通網の貧相な地方にあっては、それを補う必要性を指摘されていました。
番組QRコードのリンク先の「クローズアップ現代取材ノート」も参考になります(こちら)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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オ・マ・ケ(↓)。三日坊主めくりカレンダー。今年の髙橋章子賞作品。
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3坪(=約10平米)に家は建つか、否か?