liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:森永卓郎

1月18日のブログでちょっとだけ触れていた『身辺整理』(森永卓郎著 2024 (株)興陽館刊)。
著者の森永卓郎さんが、1月28日、
原発不明癌のためお亡くなりになりました。
享年67。
ご冥福をお祈りいたします。
森永さんの著書を先週から、例の書架にこーゆーふーに置いてあったので(↓)、
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いつか訪れることとはわかっていても、あまりにも「急」であると感じざるを得ません(2枚の付箋は、今日貼りました(_ _))。
なんでも、前日のラジオ番組の収録には、リモートとは言え、出演されていたとのこと。
前日まで仕事をし、コロッと翌日亡くなる。
それまでの闘病生活があるので、ピンピンコロリというわけではなく、むしろ、余命宣告を受けてからの、闘病しながらも、すごい勢いで著書を出し続けるそのパワーや精神力に感銘を受けるのです。
安らかに(というわけにはいかないかも知れませんが)、お眠りください。

『ザイム真理教』からはじまる三五館シンシャの著書群は、スタッキングシェルフに置いてあります。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。陽が射している中、雪が待っています。
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今日のストームグラス(↓)。
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余命宣告を受けながらも精力的に著書を刊行し続ける、対談を活字起こしして書籍化し続ける森永卓郎さん。
(テレビではひとつの番組を除いて完全に干されているんだそう。そのひとつはTBS系「がっちりマンデー」。)
そんな彼の決め台詞を、アチコチで目にします。
それが、こちら(↓)。
----------引用開始
私のような、もうすぐ死ぬヤツを殺しに来るヤツはいないんです。
だって、ほっときゃ死ぬんだから。
わざわざ殺すリスクを負う必要はないわけです。
何を言ってもOKな治外法権状態に私はあるわけです。
『身分社会』 森永卓郎・深田萌絵著(2024) かや書房刊 より
----------引用終了
この著書(対談)の中でも、こーゆーふーなコト(↓)を大村大次郎さんの『朝日新聞が財務省の犬になった日』(光文社刊)を受けて、紹介しています。
----------引用開始
『ニュースステーション』が終った翌年、2005年から1年おきに朝日新聞社に厳しい税務調査が入るんです。
もう、ボコボコに朝日新聞社は叩かれるわけです。
これはもう、執拗な税務調査でした。
メディアにはニュースソースの秘匿もあり、取材にはいろいろ表に出せないカネもあるわけです。
そこを徹底迫及して、徹底的にやっつけるということが起こったわけです。
結局、朝日新聞はついに、10年近い年月を経て手のひらを返して、それまでの反財務省から、完全に財務省の広告塔に論調を変え、それに『テレビ朝日』も追随するということがおこったわけです。
(前掲書より)
----------引用終了
森永さんの近年の著書は、大手出版社からではなく、私も今回初めて知ったような出版社からのものがほとんどです。
でも、
漸く、というか、ここ最近は書店の店頭でも平積み状態になりました(ということは、それだけ売れてる!ということなのでしょう)。
『身分社会』では、刺激的な見出しが続いています。
例えばこれとか(↓)、
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これとか(↓)。
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『身分社会』は青棚に置いてあります。

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今日の南アルプス(↓10:30撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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森永卓郎さんが、
発行所:三五館シンシャ
発売:フォレスト出版
から出版した三冊目の著書『がん闘病日記』の書き出しの1行が、今日の標題です。
【来春のサクラ】とは、2024年の春を指しています。
でも、今日現在、森永卓郎さんはご存命です。

私は「いつ死んでもいい」とは思っていないものの、延命にはこだわっていない。

と、言いつつも上記出版社からの四冊目の新刊(奥付2024年9月16日初版発行)、『投資依存症』では、1ヶ月の投薬治療費が100万円になっていると明かしています。
その間に執筆した『投資依存症』では、こんなランキングを紹介(↓)。
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森永卓郎さんがぶっちぎりの第1位となっているこのランキング、【メタ社の投資広告に登場する著名人ランキング】なんだとか(2024年4月14日、産経新聞電子版より)。
SNS型投資詐欺の典型的な手口は、SNS上に著名人が投資を勧誘する広告があって、それをクリックさせることから始まります。
そこからLINEのグループチャットに誘導され、そこで著名人自ら、若しくはそのアシスタント(と名乗る人)が投資のアドバイスをしてくれるのだという(あたしゃ、やったことないけど)。
森永卓郎さんや荻原博子さん、池上彰さん等は、そんなにも「投資」に対して積極的な発言をしている人たちでしたっけ?
本人の著書やメディアでの発言等を見たり聞いたりしていれば、「アヤシイ」と思うのですが・・・・( ^.^)( -.-)( _ _)。
本の中で、森永卓郎さんの広告に沿っていったら、投資詐欺に遭った人がいて、その流れや情報を記しています。
これ、ベンキョウになります。
フェイスブックジャパンやメタ社の対応は、前澤友作さんが2024年5月にこの両社を夫々提訴したことで、明らかに変化してきたのだという(前澤友作さんの損害賠償額1円も話題になりました)。
ホ・ン・ト、イヤラシイですね、この両社は。
なんでも、
通常のネット広告は1クリックで数円からせいぜい数十円程度の広告料なのに対し、金融関係の場合は、数百円になっているらしい。
だから、プラットフォーマーとしては、こーゆーアヤシイ存在の広告でも、じゃんじゃん載せちゃって、広告料ががっぽがっぽと入る構造になっているのだそう。

2024年7月、警察庁が発表したSNS型投資詐欺の被害は、1~6月までの累計で3570件、被害総額は506億3000万円。
被害の最高額は、な、な、なんと、茨城県の70代女性の約8億円。
私が、感覚としてよくわからないのは、
70代で、8億円も持っているのに、さらに「儲けよう」とする(投資詐欺の)勧誘に引っかかってしまうというその流れ(=手口)。
(誠に失礼ですが)老い先もそう長くはなかろうに、あの世にもオカネを持って行けるわけでもなかろうに、どーして「もっと」儲けようという気持ちになるのだろう?
こーゆーふーに思うのって、私にオカネに対する野心がないからなのだろうか・・・・?

『投資依存症』は例の書棚に置いてあります。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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その一文は、

本書は、私の40年にわたる研究者人生の集大成であると同時に、私の遺書でもあるのだ。

書名『書いてはいけない』 森永卓郎著(2024) 三五館シンシャ刊
今年1月9日のブログで触れた「モリタクさんは今、投薬治療を続けながら執筆している本がある」---その本が、これなのでしょう。
3月9日に発売されたものの、今日現在でもAmazonでは紙の本は(再)入荷しておらず、マーケットプレイスで、定価に20%以上の上乗せ価格(若しくは送料金額多め)で出品されている方々が多くいらっしゃいます(Kindleだったら、直ぐ読めます)。
そーゆー人たちから購入するのは癪なので、かといって、最寄りの書店にも入荷はしておらず、
「増刷を待つか('A`)」、
と、思っていたところ、とあるところから入荷通知メールが届いたので、即、「ぽちっ!」とな。
それをしたのが先週で、一昨日に北海道からゆうメールで届きました。
奥付を見ると、既に三刷。
帯に、本の内容が記されています(↓)。
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は、古くは『光GENJIへ』北公次著のころから、なんとなく、アソコはそーゆーところらしいとゆーことは、知っていました。
は、モリタクさんの前著(『ザイム真理教』)で知りました。
そして、
は、今回、知らないコトだらけでした。
モリタクさんはの事故を、それから1ヶ月後の「プラザ合意(wikiせんせいへリンク)」と結びつけているのです(それが、カバー表紙にも記されている【日本経済墜落の真相】であると、第4章で詳述)。
プラザ合意については、wikiせんせいの次の引用が興味深い(↓)。

(プラザ合意で)帰国報告した竹下登・蔵相に向かい、宮澤喜一は「竹下さん、あなたいったい何をしてきたのですか。自分がやってきたことがわかっているのですか」と面罵した。
安竹宮で次期首相を争っていた時期なので、宮澤は痛烈に非難を受けた。
「同僚の面前でライバルの総理候補をあそこまで非難するような人間は、人間ではない。器が見えた。あれで宮澤さんはおしまいだ」
だが、いまにして思えば、プラザ合意の重さというものを唯一理解していたがゆえに、彼はあのような激しい言葉を吐いたのだ。
その言葉は政策マン宮澤を象徴するものであり、あの場面は、戦後の日本経済にとってターニングポイントになる、決定的瞬間だった(*)。

(*)加藤紘一 『テロルの真犯人』からの引用

モリタクさんは、このプラザ合意を飲まざるを得ない「弱み」を日本政府がアメリカ様に握られていたから---それが日航123便墜落事故であると、記しています。
この繋がりをトンデモ論として退けるのではなく、先ずは、日航123便(墜落事故)のブラックボックスの生データを公開すれば、疑義の正否が検証できるとも、提言しています。

『書いてはいけない』は、例の書棚に置いてあります(↓)。
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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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