liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:統計

本川さんのホームページより(↓)。

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高度経済成長期 → 第一次石油危機 までの年平均 9.1%

第一次石油危機 → バブル崩壊 までの年平均 4.2%

バブル崩壊 → 今も続く「失われた10年(が20年になり、さらに進行中)」 年平均 0.9%

こーして時系列で見てみると、時代の節目節目となった経済的な出来事が、社会環境の変化を生じさせ、それが我々のマインドをも変化させてきているように思います。

人間はその時々の状況に適応しながら生き延びていく---そのための生存戦略を、働き方やお金の使い方、時間の過ごし方等々、生活全般にわたって見直したり作り替えていく、そーゆーことなのでしょう。

因みに、「世代論」として括ると、こーゆーふーに(↓)切り取っている人もいました。

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ただ、良き時代の成功体験を血肉化している人もいて、そこから「今」を見ることから、現状とは乖離したトンチンカンなことを口にする場合も多いです。さらに、そーゆー人々はお歳と共にそれなりの「役職」に就いている場合も多く、そこを通さないと話が進まない---そんな悲劇もあるようです。

(湯浅誠さんのこの日の記事は、そーゆー時の乗り越え方(考え方)に言及していて、ためになります。)


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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仕事の関係でo(^-^)、都道府県別の一人あたり県民所得について、今年6月に発表されたデータを見ていました(内閣府経済社会総合研究所国民経済計算部による)。


2012年のデータです(単位:千円)。上位は相変わらず(↓)、

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下位も、だいたい同じ顔ぶれ(↓)。

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気がついたと思います。全国平均が297.2万円で、それを上回る都県は、東京・愛知・静岡・茨城・滋賀・富山栃木・広島の8都県しかありません。47都道府県あるのに・・・・・。

東京の一人勝ち状態(でも東京での生活は、いろんなオカネかかりますからねぇ)。

ココでもうひとつ、調査年は違うんですが、ジニ係数を都道府県別に算出したグラフがあります(↓本川さんのホームページより)。

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ジニ係数は、所得の不平等程度を測る尺度として用いられるもので、完全平等なら0、完全不平等なら1であり、大きくなると不平等度が増す---そーゆー目安です。

突出している(不平等度が高い)府県は、大阪・徳島・長崎・沖縄の4府県。

一人あたりの県民所得下位のところと重複している県は、長崎と沖縄か。

一人あたりの県民所得が少なくても、「大家族」で住むことで無駄な出費は抑えられるし、「結い」の精神で共同体がまだ機能している、それも生存戦略だし、「オカネ」だけの物差しで考えるほど、単純でないことは重々承知しています。

ただ、ジニ係数を都道府県別でみてみると、こんなにも差があるとは知りませんでした。

「住みやすさ指標」とは別に、そこに住んでいて感じる「不平等度」。

ふと、沖縄の成人式が荒れる根っこみたいなものが、ココにあるのか? などと邪推してしまいました。

以前読んだ、阿部彩さんの本でも、

-------------以下引用

格差が大きい国や地域に住むと、格差の下方に転落することによる心理的打撃が大きく、格差の上の方に存在する人々は自分の社会的地位を守ろうと躍起になり、格差の下の方に存在する人は強い劣等感や自己肯定感の低下を感じることとなる。

人々は攻撃的になり、信頼感が損なわれ、差別が助長され、コミュニティや社会のつながりは弱くなる。

強いストレスにさらされ続けた人々は、その結果として健康を害したり、死亡率さえも高くなったりする。

これらの影響は、社会の底辺の人々のみならず、杜会のどの階層の人々にも及ぶ。

これが、格差極悪論の要約である。

疫学、社会政策学、経済学、社会学、福祉学など、さまざまな分野の研究者によって、ウィルキンソンのこの主張を裏付ける研究が続々と蓄積されつつある。

くどいようだが誤解を招かぬように補足すると、ウィルキンソンは「貧困」があるから、すなわち、社会の底辺の人々、排除されつつあるような人々がいるから、社会の上層部の人間までも害を被る、と言っているわけではない。

ウイルキンソンが問題としているのは「格差」の存在なのである。

『弱者の居場所がない社会』 阿部彩著(2011) 講談社現代新書

-------------引用終了

弱者を包摂する柔らかい社会---、当店みたいなアジールを標榜する場所も社会にとって必要ではないのかと・・・・、我田引水o(^-^)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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池上彰氏が東工大の定期試験で出題したと紹介している、ブータンのGNH(Gross National Happiness・国民総幸福量)。

GNHが紹介されてから俄然、耳目を集めるに至ったブータン。

その後は、今は、どうなんでしょう?

先日、『「幸せ」の経済学』 橘木俊詔著(2013) 岩波書店刊 を読んでいたら、報道されてからの「その後」が記されていました。

-----------------以下引用(強調BLOG主)

第七は、一九七六年に登場して世界に衝撃を与えたブータンの国民総幸福量(GNH))という概念です。

ブータンは当時非常に貧しい国でしたが、国民の九七%が自分は幸福だと答えていました。

しかし、その三四年後の二〇一〇年にブータン自身が九つの変数を用いて国民の幸福度を評価したところ、ブータンの人の幸福度は半分以下に落ちていました

考えるに、七〇年代のブータンの人たちは、他国の人たちがどれだけ経済的に豊かな生活をしているか知る機会がなかったけれども、その後、ブータンの人たちもそこそこに豊かになり、テレビやインターネットで、世界各国の事情を知るようになって、自分たちはまだまだ豊かではないと感じて、幸福度はあまり高くないという結果になったのではないでしょうか。

このことは、冷戦終焉直前の東ドイツ、ポーランド、チェコ・スロヴァキア、ハンガリーといった東欧の人びとが、テレビなどで西側の生活を見て、自分達の生活がいかに悲惨であるかを知ることとなり、それが最後には東西の壁を崩した話と通底します。

-----------------引用終了

「知識として知っているけれど、比較してあえて優劣を付けない」感覚。

「衣食(住)~足りて・・・・・・・」ではないですが、ある程度満たしているのであれば、そこから先は

想像力と数百円(遙か昔の「新潮文庫の百冊」コピー by 糸井重里)。」

だと思うのです。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。蒸し暑くなりそうな夏空です。

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今日のストームグラス(↓)。結晶がキラキラと「泳いで」います。

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(よもや)昨日の続きです。

『幸福の方程式』 山田昌弘ほか ディスカバー21新書 に載っていたグラフ(↓)。

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これによれば、社会学者・バウマンの次の言葉を引用して説明しています。

「1人あたりGDPが一定水準に満たない場合は『不幸』だが、それが一定水準を超えると、1人あたりGDPと幸福度の間に関係はみられなくなる。」

というもの。

一定水準の目安は、10000ドル。

それまでは「正の相関」、それを越えるとバラバラで相関関係が無くなる---と考察。


一方、社会実情データ図録の本川裕氏もこのテーマには関心を寄せていて、

「幸せはお金で買えるか?(所得水準と幸福度の国別相関)」

で、次のようなデータを掲載しています。

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このグラフは「片相関」であるため、相関ありと相関なしの同時存在となり、解釈の混乱が生じるのだそうな。

つまり、次のように解釈することがよろしいのだそうです。

-----------------引用開始(強調BLOG主)

所得水準が高まれば不幸と感じる人の割合が大いに減じるということから、幸せはお金で買えるといえるが、だからといって所得水準の低い国で不幸な者が多いとは限らないのである。

お金持ちでも不幸かも知れないよ、という貧乏人の慰めは、事実に反するが、貧乏でも幸せに暮らそうという態度は十分な合理性を持っている。

-----------------引用終了

私はいつも、「身の丈にあった生活」+「時々背伸び」がいいのではないか、という結論に落ち着いてしまうのです。

その「時々背伸び」が昨日触れた「ご褒美」であったり、もっと大きくなるとそれが「経済成長」になるのではないかと思うのですね。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。快晴なり。縁側(ないけど)で日向ぼっこに最適です。

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今日のストームグラス(↓11:00撮影)。

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90度角度を変えると(↓)。

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因みに昨日の18:31時点(↓)。

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20:03時点(↓)。

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午前中、盛んに繁殖していた結晶はお昼くらいから落ち着きはじめ、夜にはだいたいこんな感じ(↑)になっていくことが多いです。

面白法人カヤック代表取締役・柳澤大輔氏のコラムが面白かったので紹介します。

-----------------以下引用

紙と写真を入れた二つの封筒を用意して写真はどちらかと当てさせると、普通なら確率は半分なのに、男性を被験者にして片方はエロ写真だと教えると、なんと、当たる確率が53.1%に上昇したのだそうです。

社会心理学の研究者として多くの業績を残している方の発表だったため、ニューヨーク・タイムズがこの記事掲載を取り上げるほどに話題になったようですが、これが科学的に正しいか正しくないかとかよりも、そういった、根拠たりえないことを、自分の根拠とし、信じきれるかどうかは、重要なのではないかと思うのです。

松下幸之助さんも、運のいい人を雇えといいました。

ソニーにもエスパー研がありました。

船井総研の船井さんもほんとに“ぶっ飛んでいて”凡人には理解が追いつかない部分もあります。

運のいい人を雇うと会社がよくなる、ふーん、そんなもんかとは思います。

反対しない人も少ないんじゃないかと思います。

でもおそらく偉大な経営者は、そんなレベルじゃなく、本気でそれがものすごくビジネスの世界、勝負の世界には重要なことだと考えていたのだろうと思います。

本気でその根拠のないことを信じていたんだと思います。

だから、ではどうやったら本気で運のいい人を採用できるか?を真剣に方法論まで考えようということになるのだと思います。

誤解しないように付け加えますが、根拠があることももちろん重要です、でもそれと同じぐらい根拠がないものも信じられる人が強いのだと思います。

-----------------引用終了

ビジネスをはじめとして、何かするときに必ず「根拠」・“Evidence”を求める傾向があります。

「そんなことやって、なんになるんですか?」

「それって、どんな意味があるんですかぁ?」

っていう質問の類ですね。

こっちこそ、

「はぁ?」

「なに質問してるわけ?」

って、思ってしまうのです(古い人間なので)。

ちゃんと根拠があって、自分がそれを理解しなければ、「行動」をおこさないのでしょうか?

宗教ではないですが、何か目に見えないものを強く信じられる力も、時には必要なはずです(でも、インチキ系新興宗教が、そのへんを上手にとりこんで布教?してくるんですよねぇ。注意しましょう)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。朝の雪が雨に変わり、今は霧も出てきて何も見えません。

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先週「広報たかもり」に目を通していたら、「あ~~ら、そうなんですか!!!」というグラフと表が載っていました(↓)。

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このご時世(少子高齢社会)にありながら、高森町は昭和35(1960)年からず~っと世帯数は増加、人口数も昭和45(1970)年から増加し続けているのです。

さらに、飯田下伊那地域の次の表をご覧ください(↓)。

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14市町村あるのですが、高森町だけが人口増加。

出生率2.0%以上を誇る下條村でも今回の調査では人口増減が「-10人」となっています。

地域全体で17万人はいると思っていたら、169504人だそうです(あらあら)。

高齢化率は地域全体で29.6%(県全体では26.5%)、高森町は27.5%。因みに最高値は天龍村の54.1%(吃驚!)

『デフレの正体』(藻谷浩介著・角川書店oneテーマ新書)ではないのですが、このような人口構成に見合った地域でのマーケティングが必要だと思う、今日この頃。

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今日の南アルプス(↓11:10撮影)。天気はいいのですが、風がもう「冬」です(冷たくなりました)。

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