liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:絵画

当店の会計場所から厨房内に見える、これ(↓赤○)。

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正面から見ると、こんなん(↓)です。

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フェルメールの「小路」という作品(の印刷物)。

現存している彼の作品のうち、風景を描いた作品は2枚しかなく、その一枚(もう一枚は、「デルフト眺望」)。

で、

この作品が描かれた場所がどこなのか?

かれこれ350年にわたって、わからなかったそうな。

週刊文春2015.12.10号「福岡ハカセのパンタレイパングロス」連載370回、「フェルメールの謎が解けた」と題した福岡伸一センセイのコラムによると・・・・・・。

オランダの小さな町デルフトなのに、この場所が特定できない。

ある日、オランダの美術史家が、古い納税資料を見ていて「ピン!」と閃いた。

当時のデルフトでは、税金は家の間口の広さによって算定されていた(これって、京都の町屋がうなぎの寝床構造の家屋にして、税金対策をしたことと酷似)。

発見された納税資料にはその数値と税額が詳細に記されていた。

フェルメールは「小路」に描かれた家の壁の煉瓦でさえ、正確に描いたハズだという仮定で、当時の煉瓦の寸法から、描かれている2軒の家の間口を計算。

その数値の寸法の家がある場所を検索。

するとその場所は、1カ所のみ。

デルフトの古地図と照合してみると、結果はピッタリと一致。

---という話。

美術史家と納税資料、結びつきそうもないものの中にヒントがある---これって、科学の世界でいうところのセレンディピティー(Serendipity)ではないか。

「偶然から何か価値ある事を得る能力」のこと。

でもこれって、日々努力している人でなければ辿り着けない、いや持ち合わせることができない能力ということもわかっています。

そりゃ、そーですよね。ただ毎日「ぼぉ~」っとしている人(あっ、私です)は、同じものを見ていても、そこから発見に至る能力なんて、身につきません(「神」が授けてくれませんo(^-^))。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。曇り+雨、気温もあまり上がらないもよう。

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今日のストームグラス(↓)。空模様と結晶、あってません。

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オ・マ・ケ、三日坊主めくりカレンダーo(^-^)。

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関西のキレイな女子大生のおねーさんにコンナコト言われたら、タマラナイでしょーね。

パンフレットが立派な、京都国立博物館の特別展覧会「琳派 京を彩る」。

今日から11月23日まで平成知新館で開催です。

因みにこれがパンフレット(↓)。

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見開き4面のパンフレットで、表紙と裏面が風神雷神。

で、

今回の展示では俵屋宗達(上)・尾形光琳(中)・酒井抱一(下)の「風神雷神図」が見られるんですね(↓)。

混雑必至か!?

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Yahoo!ニュースで、

週刊文春編集長が3か月休養…「春画掲載めぐり配慮欠いた」
産経新聞 10月8日(木)16時29分配信

という記事が配信されていました。

昨日のブログで「DiscoverJapan」の袋とじ企画に触れた後だったので、週刊文春を改めてみてみました。

当店では、だいたいこのへん(↓赤○箇所)に置いてあります。

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モンダイ(!?)の週刊文春2015.10.08号(↓)。

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「春画に関するグラビア記事について編集上の配慮を欠いた点」というのですが、グラビアページは計6ページ(見開き3面)のこれ(↓)。

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3枚目は、映画「北斎漫画」にもなった、葛飾北斎の作品(1枚目は喜多川歌麿の作品だし、2枚目は歌川国貞作品)。

どれも豪華なフルカラー作品です。

「DiscoverJapan」のように、袋とじにすれば「編集上の配慮」をしたことになったんでしょうね。

しかし、文藝春秋社の「編集長を3ヶ月の休養」処分っていう対応、どーゆーことなのさ?

ツイートでも「他に理由があるでしょう!」とツッこまれ、「文春って、編集上の配慮なんか、これまでもなかったじゃん」と呟かれ、み~~んな「ウラ」があるのでは、と勘ぐってますo(^-^)。

この号、もう先週号なんで、普段なら最新号に置き換えているんですけど、こーゆーことがあったので、今週も継続して、置いておきますo(^-^)。

以前の「日経WOMAN」といい、今回の「週刊文春」といい、数多ある雑誌の中でこーゆー系の話題を提供してくれる雑誌を置いているなんて、店主の選択眼、いろんな意味でバイアスかかってますねo(^-^)。)

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。

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今日のストームグラス(↓)。

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美術館・博物館のミュージアムショップが大好きです。

ただ、そこで作品目録や書籍類は滅多に購入しません(重いし、アマゾンで注文すればいいやって、思っちゃうのですね)。

でも、今回は「即」買いでした。

『山口晃大画面作品集』 山口晃(2012) 青幻舎

これは今回の作品展の図録というわけではなくて、歴代の作品が網羅されています(展示されていた作品も一部収録)。

はじめの「ごあいさつ」で山口晃さんは次のようなことを書いています。

-----------------以下引用

作品集第二弾をお届けします。

八年前に出した第一弾は、兎に角色んな方に手にとって頂きたいのでお値段を抑えた結果、判型が小さくなってしまい、ご覧頂くのに不便を感じさせてしまうところがありました。

その分、コムパクトであり、小さいのを逆手に(?)とってルーペを付けたことで、覗き見的勧興を得られたりもする、持って良し見て良しの一品ではありました。

(略)

今回、第二弾にあたっては其の辺りの不便をなるべく解消しようと、版を大きくしたり観音開きを入れたりしました。

-----------------引用終了

帯にもあるとおり、図版最大幅約90cm。

出版社としてはそーとー頑張ったと思います(それだけ「出る」見込みがあったのでしょう、きっと)。

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以前、『地球家族』 マテリアル・ワールド(代表・ピーター・メンツェル)(1994) TOTO出版 を置いてあった場所に立てかけてあります。

「山口晃ワールド」が楽しめる一冊。

新潟市立美術館でいま、「山口晃展(老若男女ご覧あれ)」(またまた澱エンナーレ)が開かれています。

期間は9月29日まで。

(その後、群馬県立館林美術館へ巡回だそうです。)

今年の3月、横浜美術館で開催中であったにもかかわらず、見そびれてしまったことから、「追っかけ」です。

展示は、

第Ⅰ章 時間を旅する

第Ⅱ章 挿絵の仕事

第Ⅲ章 澱エンナーレ-山口晃のひとりトリエンナーレ

第Ⅳ章 都市の風景

+ ドナルド・キーン 『私と20世紀のクロニクル』

で構成されています。


展示会場に入って真っ先に目に入る作品、「當世おばか合戦(「世」は旧字体)」(1999年作品)は詳細を見ていくと、もう笑いをこらえずにはいられないくらい楽しい作品です。

また「自由研究(柱華道)」(2008年作品)も、目から鱗の作品。

一般的に「美観を損ねる」として都市景観の悪者扱いとなって久しい「電信柱・電力柱」。

ところが、1890(明治23)年頃に登場した「電柱」は、当時、きわめて美的なものであったのだそう。

当時、政府は一国の街路を飾るのに相応しい装柱とするよう、各方面に下達。

その一端を担ったのが華道家であり、関東では遠州流、関西では池坊という「華道」の皆様だったのです。

彼らはどうしたのかというと、電柱の間隔から装柱具の配置、配線の具合までを、電柱の機能を踏まえた上で美しく仕上げていくのでした。

のちのち、これらの作品群は「柱華道」「柱上立華」と呼ばれていくようになります。


知りませんでした。

これらの作品群、「機能は究極的に美である」ということを証明しているようでもあります。

第Ⅳ章の都市の風景では代表作「百貨店圖 日本橋三越」・「Tokio山水(東京圖2012)」・「東京圖 広尾-六本木、六本木昼図」・「大阪市電百珍圖」・「邸内見立 洛中洛外圖」が展示されておりました。

消失点のない遠近法のような鳥瞰図の大迫力。

作品集を購入してきましたが、やはり実物の迫力には勝てません。

で、

その中か「邸内見立 洛中洛外圖」のポスターをを購入(↓)、

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ルーペも置いてありますので、とくとご覧ください。

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先日、ビル・エヴァンズ4部作のジャケットを収めたフレームから、「ナイトホークス」の複製画に替えました。



もうかれこれ10年以上も前のことです。

東急Bunkamuraのザ・ミュージアムで「エドワード・ホッパー展」がありました(2000年のことのようです)。

そのとき「ナイトホークス」は展示されていませんでした。

が、

なぜか(企画展特設の)ミュージアムショップで、「ナイトホークス」の複製画を販売していたのです(この作品は彼の代表作ですしねぇ)。

その場で注文をして、後日送られてきました。

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(そのときもいまも)富裕ではないので、いちばん小さいサイズを購入。

アップ(↓)。

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さらにアップ(↓)。


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この絵画は歴史の浅いアメリカ合衆国にとっては「国宝級」なのだそうで、ホンモノを見るためにはシカゴ美術館まで足を運ばなければならないらしい。

当店の営業時間をこんな山奥なのに21:03までとしているのは、「ナイトホークス」の影響かも・・・・(ウソ)。

東京都美術館改修完了後の目玉企画展が、「マウリッツハイス美術館展」。

6月30日から始まっていたこの美術展にようやく行くことができました。

公式ホームページ(!?)では、リアルタイムで「現在の待ち時間」が随時更新されており、こりゃあネット環境を「持ち歩いている人」にとっては、すごく便利でしょうね。

また、過去の混雑具合もデータが蓄積されていて、このページを見ればだいたいの傾向がわかることから、ゆっくり見たい人にとっては、お薦めです。

7/21(土)は東京都民で18歳以下の子どもと一緒だったら、入場料が半額になるというサービスがあり、ちょっと羨ましかったです(何が、でしょう?)。

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開室時間:午前9時30分から午後5時30分まで(入室は午後5時まで)

※7月21日(土)~8月30日(木)は、閉室日および金曜日夜間開室を除き、午後6時30分まで延長します。(入室は午後6時まで)

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とあったので、余裕の30分前行動で、上野公園へ。

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既に公園内の人の流れが東京都美術館へ向かっているのがわかります。

で、職員の方々が配置についていて、正面玄関ではなく、東門へ誘導中。

流れに沿ってチケットを購入し9時には入館完了(待ち時間ゼロ!)。

ホームページには9時開館とは書いてなかったように思ったものの、「ラッキー!」です。

音声ガイドを貸し出してもらい、いざ展示室へ。


17世紀のオランダは、ウォーラースティンがいうところの「近代世界システム論」によると、スペインから覇権を奪い取り、商業交易により世界の中心となって繁栄していた「中核」の時期です。

世界各地からの商人や物流でオランダの諸都市は栄え、この世の春を謳歌していた時代ですね。

この頃の提督マウリッツ侯のコレクションからなり、その住居(ハイス・英語はハウス)が現在デン・ハーグにあるマウリッツハイス美術館。

「風景画」・「歴史画」・「肖像画とトローニー(胸から上の肖像画)」・「静物画」・「風俗画」等の展示室に分かれて、テーマに沿った展示がなされています。

が、

この絵画1枚のためだけに1つ展示室を用意されたものが、「真珠の耳飾りの少女(青いターバンの少女)」。

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この展示室は既に9時台で渋滞しており、入口に「最前列で鑑賞したいコース」と「うしろでもOK!コース」に分かれて並ぶようになっています。

人間心理として、やっぱり「本物を身近で見たい!」気持ちが先立ちますから、「最前列で鑑賞したいコース」にはたくさんの人が並んでいました。

やはり、私も・・・・・・。

ここでおおよそ20分待ち。

でも、せっかく一番前まで行っても鑑賞時間はほんの数十秒。

立ち止まれないんです。

結局、「うしろでもOK!コース」から「じぃ~~~っと」10分くらい見続けることができました。

最前列コースの位置との距離は1mも離れていません。

だんぜん、こっちのコースのほうがお薦めです。

展示室を抜けるとそこは、お約束の関連グッズコーナー

定番の絵はがき、クリアファイル、Tシャツ、複製画等に混じり・・・・・・。

(最近は限定品として登場することも多くなった)クッキー等のお菓子類。

そして羊羹の虎屋が「青いターバンの少女」にインスパイアーされて作ったという「蒼の調べ」なる羊羹!

CDやDVD、関連書籍、そして「ダッチ・デザイン」コーナーがあり、マウリッツハイス美術館展とは(あまり)関係のない(と思われる)、テーブル(これはなぜかカリモク製)や自転車、ミッフィーのぬいぐるみ(オランダつながり)・・・・。

で、非売品ではあったものの(たぶん)、「真珠の耳飾りの少女」から、これもインスパイアーされて作ったというMIKIMOTOの「真珠の首飾り」(これはけっこう大玉でした)。


11時台に帰路についたとき、入場口での待ち時間表示は50分になっていました(ネットで確認してから足を運ぶようにしましょう)。

帰りに国立西洋美術館前を通ったので、こちらでも「ベルリン国立美術館展」が開かれていて、こちらにはフェルメールの「真珠の首飾りの少女」が展示されています(それと、世界史の教科書で有名な「マルチン・ルターの肖像画」も展示)。

でも、こちらには行列がありません(入場しなかったけど)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。涼しいのですが、梅雨の時期のような空模様です。

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「真珠の飾りの少女」とともに、今年のVermeer(フェルメール)の目玉作品となる「真珠の飾りの少女」が6/13~国立西洋美術館にやってきます(~9/17)。

ということは、6/30~「真珠の耳飾りの少女」が東京都美術館にて公開されるので、上野の森にはこの2作品が同時公開!(こちらも~9/17まで)。

前者はTBS+読売新聞社が主催に名前を連ね、後者はフジテレビ+『朝日新聞』が主催です。

(どうしてこのような組み合わせになったのだろうと、詮索してみたくなります。しないけど。)

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タイトルはこう続きます(↓)。

鑑賞者の既成概念を、千尋の谷に突き落とすような力強い芸術の現場に出会える、現代美術の醍醐味です。

これは私の言葉ではなくて、山中千尋(ジャズピアニスト)がJazzJapan NO.20(2012.4月号)で書いていたこと。

この文も十和田市現代美術館へ足を運ぶきっかけとなりました。

彼女の場合は、(以下引用)

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私は,心を癒すのも,インスピレーションを得るのも,もっぱら現代美術館。

時には作品に向かって思いのたけを打ち明け,すっきりすることも。

-----------------引用終了

彼女は昨年度のJazz Japan awardの受賞者で、その才能は周知の認めるところなのですが、そんな彼女が「もっぱら現代美術館」とは、意外でした。

では、私も・・・・・・・・・・・・・ということで(ミーハーっぽく)十和田市現代美術館と相成りました(彼女のお薦めは東京都現代美術館の「田中敦子-アート・オブ・コネクティング展」でしたが)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。今朝は冷え込み氷点下の気温、今も風が強く冷たいです。

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「飯伊50人展」へ行ってきました(お客様からこのような催しがあることを教えていただいたのですね)。

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南信州新聞によれば・・・・・・・・・・。

-------------以下引用

キャリアや団体などの立場に関わらず、個人の自由な創造性を発揮した作品を並べようと初めて開催。

作品のジャンルも平面・立体に分けたのみ。

今回は同展の主旨に賛同した20―80代まで、55人の作家が集まった。
 
会場には岩彩、油彩、水彩、版画、ミクストメディア、書、CG、デザイン、彫刻、工芸、現代美術などがずらり。

社会問題に対する思いを込めたり自身の課題を探究したもの、机から巨大な木彫の虫が飛び出す遊び心に富んだ彫刻、パッケージデザインに使用された書など、多彩な技法、テーマの作品が並ぶ。


-------------引用終了

いろいろな分野の「作家さん」と言われる方々が飯伊にこんなにも在住(中には県外の方もあり)されていたのか!、と驚きでした。

ジャンルや立場などの枠組みで考えずに、「飯伊」という地域に根ざした点のみが共通点。
(以前、職場が同じだったK上tの作品もありました。)

自由に制作した作品が展示されているので、見ている方も飽きません。

2月19日まで、飯田創造館にて開催中。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。雲が垂れ込めてきていて、次第にその標高が下がってきています。

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