liddell coffee house リデルコーヒーハウス

【大切なお知らせ】2022年1月2日から、 次のように店の方針を変更しています。「 3名様以上の人数でのご来店は、お断りしています。」 つまり1~2人で、ご来店ください---ということです(3人以上で座れるお席はございません(_ _))。実際のところ、今は90%くらいが「おひとり様」のお客様です。

タグ:転職

一昨日(12/21)のブログのオ・マ・ケで触れた「飛脚のクロネコ」(↓)。

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「週刊文春」12/6日号での覆面座談会を思い出しました(↓)。

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当地のような辺地でも、なんとか人並みの生活やお店の営業ができている背景には、宅配便の存在が大きい---紛れもない事実です。

それにしても、勤務時間終了後に「勤務時間中に取れなかった休憩時間分、会社に残って休め!」って、そこまで、拘束されるのか(人間心理として、一刻も早く帰りたいんだから、そりゃぁ少なめに申告しますぜ)。

こんなことしてたら、配達してくれる人、いなくなっちゃうのでは!---などと、心配になります。

私も、極力再配達にはならぬよう、努めています(年末年始は、不要不急な「ポチッ!」となは止めよう(^_^))。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。日本列島、今日から明日にかけては、ところによりホワイトクリスマス(らしい)。

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今日のストームグラス(↓)。

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昨日、今日と長野県縦断駅伝が行われています。

その「飯田・下伊那」チームに伊東さんという方がいて、彼は売木村の地域おこし協力隊。

信毎webの特集ページで知ったことです。

ウルトラマラソンランナーの重見さんも売木村の地域おこし協力隊で、活躍中。

で、

先日、

『地域おこし協力隊 日本を元気にする60人の挑戦』 地域活性化センター他編著(2015) 学芸出版社刊

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を読んでいて、気になる(そして、たぶんそれが真実であろう)ことがあったので、引用します。

-------------以下引用①

甲斐良治氏は、次のように言う。

「『若者はなぜ、農山村に向かうのか』の企画・取材で若者の後を追ううち、彼らの年齢が圧倒的に32歳前後であることに気づき、なぜそうなのかを調べてみた。

そして慄然とした。

日本経団連が「新時代の日本的経営-雇用ポートフォリオ」なる雇用のガイドラインを発表したのが1995年。

まさに彼らが大学を卒業した年である。

そこでは『雇用の柔軟化』として①長期蓄積能力活用型(将来の幹部候補として長期雇用が基本)、②高度専門能力活用型〔専門的能力を持ち、必ずしも長期雇用を前提にしない)、③雇用柔軟型(有期の雇用契約で、職務に応じて柔軟に対応)と、雇用が3段階に分けられた。

不況で企業の採用数が減っただけではなく、雇用の形態そのものが終身雇用・年功序列の時代から大きく変化していたのだ。

連合などの労働界もそれを許容した。

こうして正社員は激減し、『安価で交換可能なパーツ労働力』として派遣・契約社員、パート・アルバイトが大幅に増加することになった。

95年以降の10年で、非正規雇用は50%も増え、今や1500万人以上。

一方、正規雇用は10%減少し、3500万人を割り込んだ。(中略)だが、若者たちはおとなたちがつくり出したそうした状況への批判にエネルギーを割くのではなく、農山村へと向かった」

甲斐良治「主張・戦後60年の再出発-若者はなぜ、農山村に向かうのか」『現代農業』2005年10月号)。

-------------引用終了

あまりにも「できすぎ」な感じがしますか?

じゃぁ、続けて次の内田樹センセイの文を読むとどうでしょう?

-------------以下引用②

「どうやったら人件費が安くなるか?」という問いへの最適解を求めて知恵を絞り始めた。

とりあえずやってみて効果があったのは、

(1)学力が低い若者を大量に作り出し、「自分のような能力の人間には高い賃金は要求できない」という自己評価を植え込む

(2)同一労働に雇用条件の違う労働者を配備して、「こんな安い給料で同じ仕事をしている人間がいる」という既成事実を作り出し、「同一労働なら最低賃金」のルールを受け入れさせる

(3)製造コストや人件費コストが上がりそうになると、「では国内の製造拠点を海外に移します。それで雇用が失われ、地域が『シャッター商店街』化し、法人税収入が失われても、それはコスト負担を企業におしつけたあなたたち日本国民の責任です」というロジックで脅しにかかる

やってみたら、全部成功した。

『街場の憂国論』 内田樹著(2013) 晶文社刊

-------------引用終了

今になってから振り返ってみると、

実はあのときが、大きく曲がるturning pointだったんだぁ!」

って、思うことがあります。

それが国家レベルで、国民の生活・生き方を左右する判断を当人に突きつけてきて、

「選んだのはあなただから、後は自己責任」

という巧妙さ。

あっち系の人たちは、あったまいいですねぇ。


で、

そーそー「地域おこし協力隊」の件。

今住んでいる「町」でも来てもらっていたんだそうですが、2人続けて任期途中でお辞めになったんだとか。

どうしてでしょう?

さっきの引用①の文は、小田切徳美さん(明治大学農学部教授)のもので、彼はマッチングの大切さを力説しています。

-------------以下引用③

つまり、両者(BLOG主注:移住する者とそれを受け入れる地域をさす)の多様化が現在の地域おこし協力隊をめぐる活況とも言える状況を生みだしているとすれば、両者のマッチングこそが、この状況をより活発化させるポイントとなるものと理解できる。

そのために、受け入れ地域は自らの地域の特性から協力隊に何を望むのかを、逆に協力隊を志す者は地域の中で自分か何をしたいのか、何ができるのかを、明確化することが求められる。

そして協力隊に関わる行政関係者は、数が増えれば良いという対応ではなく、1人1入の若者、一つ一つの地域にとって、ベストのマッチングを追求することこそが必要になる。

移住者の急増期の今求められるのは、マスではなくパーソナルを、一般名詞ではなく固有名詞を追求することができる制度運用ではないだろうか。

-------------引用終了

先述の書籍で60人の挑戦を読みましたが、「挑戦」の仕方は60通り。もちろん、地域が求めているものも。

受け入れる自治体と地域おこし協力隊、両者の出合いってまさに「お見合い」みたいなモンです。そう考えりゃぁ、「合わなかった」ということも、あるわな(但し、同じ自治体で続けて2回となると・・・・)。


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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。天気は午後、回復へ。

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今日のストームグラス(↓)。

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「国家戦略会議フロンティア分科会の報告書(案)」に、「40歳定年」という提言が盛り込まれた。

という話は昨年の夏頃に話題になりました。

-----------------以下引用

 「グローバル化に乗り遅れた日本は、新興国との競争に敗れて基幹産業を空洞化させ、環境産業などの国際的な成長分野においても競争力を失う。

人口減少ともあいまってマイナス成長が続き、経済規模は縮小。国民がアイデンティティを喪失し、中核的国益の維持も危ない」

国際的な競争力の低下を食い止める切り札として、

「若者、女性、高齢者など、潜在的に持っている力を十分に発露しきれていない人たちの力を活用していくことが求められる」

のだそうだ。

 そして、そうした人たちの力を活用するためには、全員参加と新陳代謝の人財戦略を打ち立てる必要があるとし、「40歳定年」を打ち出しているのである。

 「企業内人材の新陳代謝を促す柔軟な雇用ルールを整備するとともに、教育・再教育の場を充実させ、勤労者だれもがいつでも学び直しができ、人生のさまざまなライフステージや環境に応じて、ふさわしい働き場所が得られるようにする」

 「具体的には、定年制を廃し、有期の雇用契約を通じた労働移転の円滑化をはかるとともに、企業には、社員の再教育機会の保障義務を課すといった方法が考えられる。

場合によっては、40歳定年制や50歳定年制を採用する企業があらわれてもいいのではないか」

 「もちろん、それは、何歳でもその適性に応じて雇用が確保され、健康状態に応じて、70歳を超えても活躍の場が与えられるというのが前提である。

こうした雇用の流動化は、能力活用の生産性を高め企業の競争力を上げると同時に、高齢者を含めて個々人に働き甲斐を提供することになる」


-----------------引用終了

な~んてことが書かれているのですが、これを読んだ河合薫氏は次のように喝破します。

「『「働く人のための提言』であるかのごとく書かれているが、結局は『人はあくまでもコスト』だと考える企業のための提言にしか、私には聞こえない。

 「40歳定年にしちゃって、必要のない人には出て行ってもらうようにしなさい。

企業だってコスト削減したいんだから、40歳を過ぎて大した仕事もしていない人に高い給料を払いたくないでしょ。

使い勝手の悪い人には出て行ってもらってもいいように政府も後押しするからさ」と。

 既に多くの企業が主に40代以上を対象に早期退職を勧めたり、役職定年制を取り入れたりしているものの、もっときっぱり40歳で辞めてもらって、「その人のレベルに見合った職に移ってもらいましょうよ」。

ただそう言いたいがための提言としか思えないのである。

結局は、「40歳定年」という看板に身を隠した解雇の自由化。それを「政府も容認しますよ。だって、それしか日本が生き残る道はないんです」と言いたいだけ。

「一部の優秀な人以外は、うちの会社では要らないから、10年目のサバティカル休暇で40歳以降の身の振り方は、自分でちゃんと考えてね」 と。

 とにかく「40歳定年」を取り入れたいというのが、“本音”なのだろう。」


これは野田佳彦首相を議長とする政府の国家戦略会議のフロンティア分科会での話だったので、安倍晋三内閣になってからその後はどうなっていたのかと思ったら、週刊文春4月4日号のこの記事(↓)。

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「あっち側」の人たちは、どうも本気でそう『人はあくまでもコスト』って)考えているらしい。

そのための理屈を「中高年層の雇用確保のために、若年層が犠牲になっている」というふうに、もっともらしく単純化して主張しています。

(「そう指摘されても当然!」という40~50歳代がいることも、確かなわけではありますが・・・。)

若い人たちは20代から「自分はコスト扱いされないだけの付加価値がある」ような働き方を身に付けておくことが必要になってくるみたいです。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。雨がパラパラ。

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日経ビジネスにサイバーエージェントの藤田晋社長へのインタビューが載っていて、面白い。

その中で、「キラキラ女子」集結の謎、 サイバー流、女性活用の研究」

が明かされていました。

「なるほどね」と思ったところを引用します。

-----------------以下引用

「活躍して上がってきた女性には、昔からプライベートもしっかりやれと。

女性らしくあるべきだ、憧れられるようになれ。

女性らしさを失うなと。

わりとそういっていた。

仕事を頑張って、プライベートを犠牲にして、本当に幸せなんですか、みたいな感じになっちゃうと、下のやつ全員がしらけるんですね。

そうならないように、けっこう気を配ったというのが正直なところ」

 「社会で活躍する女性というのは、なんかちょっとこわくなっていくんですよね。

僕が社会に出た97年はもう男女の差別はないし、僕らもそういう気持ちはなかったんですけど、でもやっぱり放っておくとこわくなっていく。

そうすると、下の活力を引き出そうとしても、『仕事を頑張るとああなるんだ』と思われちゃう。

それじゃあ意味がない」

 「(会社が成長するにつれ)心が折れそうな女の子が出てくると、泣かしてでもついてこれるやつをとらなきゃという方向性になりがち。それも、たまに止めていました。

そういう会社もあるけど、泣かしても起き上がる女性をずらっとそろえたら、ロールモデルがそうなっちゃう。こわくなっちゃう」

-----------------引用終了

こうして、「仕事だけバリバリのキャリアウーマン」にならないように育てていく。

そうして育った女子が先行ロールモデルとなって、後輩女子からのあこがれとなっていく。

で、男子にもいい影響があるのだとか・・・・。

これも「目から鱗」でした。

-----------------引用開始

 「インテリジェンスで働いていた時代に、仕事ができるし、きれいな女性が多いと、立派な会社になっていくという傾向を見つけたんです。

過去の個人の経験から。

男ばかりだとキャバクラとか風俗の話とかを、周りを気にせずし始める。

そうすると全体のモラルが下がっていく」

 「でも、優秀できれいな女性の前だと、もっと会社をよくしようよみたいな、男性がモラルの高い発言を自然発生的にし始めるんですね。

べつに付き合いたいとか、そんな感情じゃなくて、純粋によく見られたいという心理だと思いますけど、モラルが上がる。

だから同じ人間でも、キャバクラとか、そういうこといわなくなりますね。不正とかもしないですよ」

 「よく顔採用だとか男子への福利厚生だとかいわれるんですけれど、それは反論したいというか、そんなわけはない。

そういうことをいう人は、彼女たちがどれだけ仕事ができるかわかっていない。

でも、女性らしく輝いていて、仕事もできる人がそろっていたら嫉妬もされるというか、いろいろといわれる。

それはマイナス面として把握しています。

でもプラスマイナスで、プラスであればいいかなと。」


-----------------引用終了

クラスの中に才色兼備(+性格もいい)の女子が多かったら、HRに行く足も軽くなるって・・・・・・・ことか。

そりゃ、確かに。

男子も「いいとこ見せよう!」とするから、プラスのスパイラル効果あり。

会社もクラスも組織。

組織をマネジメントするってことは、意識して「仕掛け」をつくっておくことが必要ですね(それもちゃんとしたビジョンから発せられた「仕掛け」であること)。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。飯田の今日の予想最高気温は18℃。いま布団を干しています。

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一部で話題の『ワーク・シフト』

まだ読んでないんですけど、書評の見出しだけでもなんかわかりそう。

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働き方が変わる5つのトレンド

●テクノロジーの発展

●グローバル化

●人口構成の変化と長寿化

●個人、家族、社会の変化

●エネルギーと環境問題

このへんは、既に身の回りで起こっていることです。

で、働き方は・・・・・・・・・・・・・、

●ゼネラリスト→連続スペシャリスト

●孤独な競争→みんなでイノベーション

●金儲けと消費→価値ある経験

このあたりの意識の変化は、一部の個人や企業は既に理解して、実践しています。

さらに、このような社会で求められる力は・・・・・・・・・・・・・、

「知的資本(知識と思考力)」

「人間関係資本(人的ネットワーク)」

「情緒的資本(勇気ある行動のための精神的な強靭さ)」

これらは、就活だけでなく社会人になっても、リタイアしてもず~~~っと必要なものです。

というよりも、「未来は変えられる」と確信して行動するための強力な武器となるものなので、それを獲得するために、特に若い人たちには「今から」考えてほしいのです。

これらの3つの資本を併せ持つことで、「未来を変えていく」職業の具体的なイメージは、

社会起業家

です。

組織の論理ではなく社会の中を繋いでいって、変化をもたらす。

「言うは易く行うは難し・・・・・、か。」


-----------------今日の南アルプス(↓11:00撮影)。暖かい朝を迎え、昼も気温の上昇、風強し。

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