先日、久しぶりにブックオフ飯田店へ足を運びました。
履歴を見ると約9ヶ月ぶりです。
私の日常からすると、決して目に触れることはないであろう雑誌(↓)があって、思わず手に取り(購入したのでした)、
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1冊だけだったら目にもとまらなかったのかも知れませんが、月刊誌であるこの雑誌の2022年分がまるまる12冊あったので、先ずは1月号を手に取り、ふと、裏表紙を見ると(↓)、
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「おぉ~、金剛組の広告だぁ!」(因みに2月号以降のこのスペースは、金剛組の広告ではありませんでした)。
日本最古の、いや、現存する世界最古の企業【金剛組】。
578年創業という寺院建築のプロ集団。
このブログでも11年前、こーゆーふーな内容(金剛家(組)家訓)について触れています。
で、そーそー、この雑誌は「寺院住職実務情報誌」と銘打っており、その内容もまさに実践的で具体的な事例に富んでいるのです(↓目次)。
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そんな中、「寺院・住職に直言・提言する」というコラムがあって、今号では池上彰さんと角田光代さんが執筆されています。
池上彰さんの記事から一部を引用します。
----------引用開始
中国ではチベットで仏教徒が、新疆ウイグル自治区でイスラム教徒が弾圧・抑圧されています。
共産党に忠誠を誓わないカトリック教徒も抑圧を受け、まるで隠れキリシタンのような状況に追い込まれています。
つまり、中国では中国共産党が唯一絶対であり、共産党より上位の存在を信じる宗教者は許されないのです。
そんな中国共産党の指導者に対し、ダライ・ラマは悪口を言うことなく、慈悲をかけられるのです。
憐れみをかける、という言い方もできるかもしれません。
これが赦しというものなのでしょう。
こんな態度を見せられると、中国共産党の幹部たちに対して哀れみを持ってしまいます。
すべての人に慈悲を持って接する。
この態度は、どこかローマ教皇にも相通じるものを感じます。
優れた宗教者というのは、共通の資質を持っているように感じられるのです。
----------引用終了
彼の国のオカシナトコロをピンポイントで衝いていますね。
それはそーと、目次のページ、左上に次のように記されていて・・・・、

仏紀2565年
2022年1月


「仏紀」とはまた、耳慣れない表現。
でも、なんとなく、たぶんこーゆー事でしょう、とはわかる。
元」の略で、
仏滅(ブッダの没年)を基準とする暦法。
東南アジアの仏教国で採用されている。
ブッダの没年を1年とするミャンマーやスリランカなどと、没年を0年とするタイ・カンボジア・ラオスで解釈が異なる---とのこと。
イスラム教国ではイスラム暦が、ニッポンでもかつては「皇紀」が用いられてこともあるわけだし、何を基準とするのかは、それぞれの共同体によるのでしょう(ただ、西暦を併記する必要もわかっていらっしゃるようです)。

この雑誌、もろもろの雑誌があるラックに置いておきます。

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今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
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今日のストームグラス(↓)。
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