【MADE IN OCCUPIED JAPAN】表記のカップを一客だけ持っていました(↓)。
DSCN5632
DSCN5633
どこで入手したのだろう?
世田谷のボロ市か!?、代々木公園のフリマか!?、京都の天神市か、弘法市(東寺縁日)か!?、はたまたどこかのリサイクルショップだったのだろうか?
今のお店を始める前、機会があればコツコツと収集していたもののうちのひとつです。
そーゆー(OCCUPIED JAPAN表記)モノがあることは知っていましたが、いま見ると、まさに「昭和レトロ」を感じさせる、そんなカップ。
【OCCUPIED JAPAN】表記は占領下のニッポン時代を表しますから、1945年の敗戦から1951年のサンフランシスコ講和会議までの期間に輸出されたモノに記された、そーゆーものなのでしょう。
で、
先日、さらにレアなモノを手に入れました(たぶん)。
これ(↓)です。
DSCN5678
DSCN5681
「昭和レトロ」感溢れる意匠。
どこかで見たような---そんな印象は、私がNorotakeの同じようなカップを持っているからなのかもしれません。
ただ、こちらのカップにはこの(↓)文字。
DSCN5679
【MADE IN OCCUPIED JAPAN】表記あり。
さらに、さらに、ソーサーには、私にとっては、もっと驚く表記がなされていたのです。
それが、これ(↓)。
DSCN5680
【國勢調査 1950.10.1】の文字。
1920年から5年ごとに実施されている国勢調査。
本来ならば1945年に実施する予定が、WWⅡ戦後のドサクサで実施できず、1947年に臨時調査されて、それから3年後、末尾がゼロの年に当たったため大規模調査が実施された1950年。
それを記念した(!?)ものなのでしょう。
ただ、
1950年は、ニッポンはまだ【OCCUPIED JAPAN】状態です。
疑問に思うことは、輸出向けに製造したはずの【OCCUPIED JAPAN】のカップを、国内向けに、それも国勢調査の記念品(!?)として配布していたという、その流通ルートはどーゆーふーになっていたのだろう、という点。
そもそもこの時点(1950年)で、これを入手していた(配布された)方々って、どーゆーポジションの人だったのだろう?
若しかして、国内流通においてもフツーに【OCCUPIED JAPAN】表記だったのだろうか?

---

今日の南アルプス(↓11:00撮影)。
DSCN5831
今日のストームグラス(↓)。
DSCN5832